エスパルスと浦和の試合はスコアレスドローで勝ち点1を取る結果となりました。
試合全体を通じてですが、中2日ということもあり息切れをしてしまった試合という印象です。
後半は守り切って勝ち点1を取ったという内容といっても良いでしょう。
過密日程では選手層が厚いチームが有利となりますが、それを跳ね返してのドローという結果でしょうか?
ただエスパルスは立ちあがりは連勝の勢いもあり、強く前にプレーをしていました。
一方で浦和はエスパルスの最初のCKの際の、ショートコーナーに対してアプローチが全くないなど出足は良くありませんでした。
そして前半はボールを持ってからの判断が速く、一気に裏抜けを含め前方向のプレーが非常に多かったですね。
守備ではミンテ選手が相手CFを完封していました。
それ以外にもDFラインの上げ下げなども指示をしていて、非常に頼もしいプレーをずっとしていました。
3バックの安定の要因の1つは間違いなくミンテ選手の加入ですね。
ただ17分には右サイドを簡単に崩され決定機を作られました。
このシーンだけでなく右サイドの守備は弱く、相手も狙ってきた感じも見受けられました。
攻撃でも右サイドではボールの引き出しや、受けるところまでは非常に良いのですが、そこから先のプレーの質が物足りなかったですね。
そして25分くらいから相手はサヴィオ選手がドリブルをするシーンが増えました。
これを機に主導権を持って行かれましたね。
守備が少し後手に回るようになりました。
ただ前半は中央を崩されることはなかったので、しっかり守り切れました。
後半は頭から2枚替えてスタートしました。
そして後半10分でさらに2枚替える展開となります。
中2日でもありますし、久々のスタメンの選手が体力が落ちているのも見て取れました。
後半はバイタルが空き始めてきて、楔のパスだったりスライドのドリブルだったりで使われていたのがすごく気になりました。
そしてDFラインも下がり、中央に寄せられたところで少し外に出され、エリアの角当たりで相手選手をフリーにしてしまい、精度の高いクロスを入れ続けられました。
一方でエスパルスはサイドでのパス交換が無くなり、裏抜け一本やドリブルの選択だけになっていましたね。
ここから浦和の一方的な展開となります。
この試合でも梅田選手が立ちはだかりました。
1対1止めましたし、クロスから目の前で打たれたシュートも阻止しました。
相手にしてみれば絶対に入ったと思うシーンを何本も何本も何度も止めました。
浦和側からみれば勝ち点3を落としたという印象を持っているはずです。
そして昨日の試合はブエノ選手のフィジカルコンタクトも際立っていました。
立ち上がりのカウンターを阻止してシーンから始まり、守備で身体をぶつけて止めてくれたシーンが何度もありました。
いつも以上に凄く気合が入ってプレーを見せ続けてくれました。
カバーエリアも中2日でフル出場とは思えないほど広く、チームを支え続けていました。
密集で囲まれてもボールを失わないですし、その状態からスルーパスから決定機を演出するなどすごいプレーを何度も見せてくれました、
勝ち点3とはなりませんでしたが、ブエノ選手のプレーを見るだけでもお金を払ったと言っても良いかもしれませんね。
スタッツだけ見れば負けていておかしくない試合を守り切って勝ち点1を積み上げ、最低目標の40に到達しました。
落としていれば順位を2つ下げていたところなので、大きな勝ち点1といって良いでしょう。
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