昨日のルヴァンカップ決勝はC大阪が勝利し、初タイトルを手にしました。
試合はほとんど川崎がボールを握る展開でしたが、結果は2-0でC大阪が勝利しました。
支配率は約30%程度だったと思います。
エスパルスも相手に圧倒的に支配される試合は多くあります。
それでも勝つことが中々できません。
昨日の試合で、タイトルを取ったC大阪との違いというのがはっきり見て取れます。
決定機を確実にものにする決定力の違いは当然あります。
しかし1番の理由は「推進力」です。
特に守備から攻撃になるときの切り替えの早さというよりは、パワーに違いを感じます。
前線選手は常にカウンターの準備をしています。
ボールを持ってから1人で相手を押し込むことができます。
そしてその間に、中盤の選手が一気に上がってきます。
この力強さはエスパルスにはありません。
これを支えているのは、カウンターでボールを失った時の帰陣のパワーも強いですね。
戻ることが確信できているから、一気に前に行くこともできます。
昨日の試合の象徴はソウザであったと思います。
相手ゴール前まで顔を出したと思ったら、すぐに自陣ゴール前で守備をしている。
そんなプレーに映りました。
これがエスパルスにはないものだと感じます。
また両チームともボールホルダーが
「常に複数のプレーの選択肢を持っている」
ということがあります。
選択肢があるので、高い確率のプレーを選択できます。
また、選べる余裕があるので、さらにプレーの精度は高まります。
全ての選手が自分の間合で、0.5秒や1秒ほどボールを持てます。
その時間で周りの選手サポートも生み出して、より良いプレーを選択できる。
上位チームの選手たちはこのようにプレーを創り出しています。
エスパルスの選手は選択肢が1つもしくはクリアしかない
そんな状況でプレーをしていることが多いですね。
両チームの同じポジションにエスパルスの選手を当てはめて見ていましたが、同じプレーはできないなと感じることとなりました。