残留争いをしている北九州を退け、今季初の4連勝を達成です。
相手は立ち上がりは徹底して長いボールをゴール前に放り込んできました。
長身の小松に当てて、セカンドをとってチャンスを伺うと同時に、リスクを回避する戦い方です。
これに対してエスパルスは落ち着いて対処していたのですが、ゆるいリズムに巻き込まれた感があります。
ロングボールの準備に対して、選手の距離感がいつもと違い、立ち上がりはボールを運ぶことが出来ませんでした。
これまでであればこのような展開だと相手に合わせてしまったところがありましたが、昨日はしっかりとスイッチを入れることが出来ました。
そのプレーは前半7分頃のプレーだと思います。
GKの植草が相手のプレッシャーを受けて、少し苦しみながら松原へ浮き球のパスを出しました。
相手もそこを狙っていて、強いプレッシャーを掛けましたが、松原はうまくキープして白崎にパスを出しました。
そのまま松原は上がっていき、その松原に白崎はヒールでダイレクトに落として、そのままゴール前まで迫ったプレーです。
少しぎりぎりのプレーでしたが、そこでスイッチが入った感があります。
目に見えて切り替わるプレーが色んな場面で出てくることは良いことですね。
攻撃面では間で受けたり、幅を使ったりとできるシーンが何度かありました。
もう少しウラを取ることができると、更に厚みが出てくると思います。
後半はシュートが4本しか打てていないのは改善する必要がありますね。
リードしているときに受けに回る場面が、ここ2戦で顕著に見られます。
相手の決定力に助けられている場面もあるので、改善すべき点ですね。
ちょっと気になったのはテセがオフサイドに何回か引っかかった場面です。
オフサイドが少ない印象のある選手ですが、少し前への意識が強かったのかもしれません。
まあ、それもすぐにはなくなったので良かったですが、ちょっと気になったシーンですね。
元紀とテセの2TOPが3戦連続でゴールを上げています。
これはものすごく大きなことです。
このカタチが続けば安定して勝ち点が取れると思います。
お互い累積警告にリーチがかかっているので気をつけて欲しいですね。
少し危ない場面もありましたが、J2カテゴリの決定力を考えれば完勝と言っていいでしょう。
安定的な戦いができるようになりました。
上位陣で勝利したのはエスパルスだけと、景色の変わる37節だったと思います。