クラブW杯でFIFA主催大会で初の試みが行われました。
「VAR」ビデオアシスタントレフリーシステムの採用です。
ビデオ・アシスタント・レフリー(VAR)とは
試合中のあらゆる場面を確認できる映像室で、映像副審が控えていて
「映像を見る限り明らかに間違っている」
と思われる場合、無線を通じて主審にそれを知らせることができる審判
レッドカードの提示やPKの宣告など、試合を左右する判定に関して、必要に応じて主審に申告します。
最終的な判断は「主審」が行います。
ピッチ脇のモニターで映像を確認することもできます。
昨日のクラブW杯の準決勝で、このVARの申告により判定が覆りました。
プレーが再開してから、ベンチの抗議により、プレーを中断しビデオ判定を行いました。
その結果、PKと判断されました。
初めてのシーンなので、かなり違和感がありました。
このVARは2つの側面があると思います。
1)誤審が無くなる
これまでも多くの誤審というものはありました。
それによってサッカー人生を左右しかねないこともあります。
ただそれも含めてサッカーであるという認識がこれまではありました。
VARによって、見逃されたゴール、間違ったジャッジは減ることは間違いないでしょう。
2)失われるスピード感
ビデオ判定により試合が中断してしまう。
これによってサッカー特有のスピード感が損なわれる可能性があります。
微妙な判定が多いのがサッカーの特徴でもあります。
それに対して抗議が連発され、都度ビデオ判定を行う。
こんなことになったら、サッカーの魅力は失われます。
今後も試験を繰り返していくことになると思います。
現代サッカーのスピード感を損なわず、判定の精度が上がる
ということになればいいですね。