何とか3連敗を避けることができました。
上位の連勝チーム相手の試合だったので、勝ち点を取るのは難しいと思っていましたが、いい意味で予想が外れました。
立ち上がりから相手のプレスに引っかかる場面があり、このプレーで重心が後ろにならないか心配になりました。
しかし神戸のビルドアップも不安定でした。
ハイブリッド芝の影響なのか、エスパルスの選手だけでなく、神戸の選手も足元が不安のように見えました。
不安定な相手に積極的なプレスをかけ、この戦術が功を奏しました。
前半は相手にほとんど仕事をさせず、シュートをゼロに抑えました。
狙い以上の結果だったのではないでしょうか？
後半になって神戸は裏を狙うようになりました。
それでもエスパルスは、前半同様前からプレスをかけていきます。
少し戦術のミスマッチが起こったようです。
後半は徐々に相手にペースを握られるようになりました。
エスパルスは前半は裏のスペースを狙っていました。
オフサイドも数回取られるというのは、今シーズン初めてです。
これまでオフサイド回数はリーグで一番低い20位です。
前半はタイミングよく反応して、チャンスになりそうなシーンも作っていました。
ただ後半は、ターゲットに直接当てるプレ―が多かったですね。
これまでの試合同様つぶされて、相手にボールを握られるという展開にしてしまいました。
ただこの試合は今までと違いました。
カウンターで先制点を奪います。
4つの素晴らしいプレーが続いて生み出したゴールです。
一番はセットプレーの権田のキャッチです。
あれを取ると取らないとでは、本当に違います。
そして次が中山のドリブルです。
進路とスピードともに最高でした。
一気に真ん中を敵陣深くまで運んでくれました。
そしてサンタナのクロスで大外を走ってきたエウシーニョのボレーでゴールが生まれました。
この2人もよく走りました。そして精度の高いボールでフィニッシュまで結びつけました。
非常に良いゴールでした。
ここで終わればよかったのですが、選手交代で一気にレベルが落ちました。
交代で入った選手が機能せず、失点に直接絡むプレーをやってしまいます。
ずっとピンチを招く結果となってしまいました。
終わってみれば権田のスーパーセーブで勝ち点1を取った試合です。
もったいなかったかもしれませんが、連戦で交代をせざるを得なかったので仕方ないのでしょうか。
この現実を選手たちはしっかり自覚してもらいたいですね。
p.s.
唯人の7分の無人のゴールへのシュートを外したシーンは…。
ちょっとコメントしようがないですね。
ただあの後、落ちずにめちゃくちゃ走ってチームに貢献していたのは良かったですね。
外した後、苦笑いでなく本当に悔しさがにじみ出る選手になってほしいですね。
一戦一戦、1つ1つのプレーへの、真剣さがわかってしまいます。
一流になる選手のメンタルとは少し違うのかと感じます。
