首位の川崎との対戦でしたが、得点差以上の完敗と言って良いでしょう。
立ち上がりこそ、前を向いてプレーできましたが、基本的には川崎のペースです。
川崎はサイドで3対3のシーンを作って攻めてきます。
詰まるとCBを経由して逆サイドまで持っていって作り直します。
エスパルスの守備も、ボールサイドにしっかりとスライドをして対応できていました。
相手の狙いはその中で原の裏のポケットを狙いどころにしている感がありました。
エスパルスはボールも保持をしてもCBしかまともに持たせてもらえませんでした、
ボランチが受けて前を向ければよかったのですが、ほとんどやらせてもらえません。
前線の4人の選手間のボール高官はほとんどありませんでした。
それでも相手のミスもあり、崩されることなく戦っていました。
ただ時間がたつごとに、DF時の選手間の距離が空いてきたのが気になりましたが、飲水タイムで修正もして、前半は0-0で折り返しました。
ここまでは良かったといっても良いでしょう。
しかし後半立ち上げりに失点をしてしまいます。
左サイドから中央のパスがそのまま逆サイドに抜けて、フリーの選手に渡り折り返されてあっさり失点です。
立ち上がりで少し集中を欠いていたと言えばそれまでです。
終わってみればこの時点で試合が完結していました。
エスパルスの攻撃は偶発的なものでしかありません。
自陣ですら相手の方が人数が多く、サイドの選手かCBが前線に蹴り込むしかありません。
こぼれ球を拾えた時は前に運べましたが、攻撃戦術と呼べるものではありません。
サンタナも終盤はファールをもらいに行くプレーしかしなくなり、まったく前に出られませんでした。
守備ではもっと厳しく、デュエルのシーンすら作れない感じでしたね。
川崎はサイドの3対3の場面では絶対に劣ることがありませんでした。
エスパルスはエリア内か、エリア付近でしかアプローチできなかったですね。
身体を張って良く守っていましたが、相手はリードをしていることもあり、圧倒的に押し込もうというイメージは無かったようです。
エスパルスは4本シュートを放ったようですが、惜しいシーンと言えばカルリーニョスのシュートくらいで、相手を脅かすことはありませんでした。
何もできないまま90分を終えたといっても良い試合です。
決して戦っていないわけではありませんが、歯が立たなかったですね。
最小得失点差で終えられたことが良かったといっても良いかもしれません。
ただ、このレベルの相手と戦ったことで、これからの試合の相手が楽に感じるかもしれません。
そんな副産物に期待するしかない試合でした。
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