昨日のC大阪戦は強度が弱く、リーグ戦連敗という結果になりました。
非常にもったいない試合だったと思います。
立ち上がりから意図を持って試合に入っていることがわかりました。
・球際で体を入れること
・無理はせずに裏を狙っていること
前節の結果を受けてのことでしたが、上手くはいきませんでした。
身体をぶつけるとファールを取られてしまう。
出し手と受け手が合わずに、ボールがつながらない。
ただし相手もうまくいっていないことは明らかでした。
エスパルスの守備はあまり前から追わず、ある程度ブロックを作って守っていました。
C大阪もボールを動かして穴を探しますが、清武を経由しないとブロックの外を回すだけになっていました。はがせるサイドアタッカーがいないと厳しいという印象を受けました。
試合が落ち着いた20分ごろから、エスパルスのサイドバックが高い位置を取れるようになりました。
ただボランチがまだ前を向ける状況でなかったので、押し込むまでには至りませんでしたが、もしボランチの受け方が改善できていれば、一気に試合を決めることが出来たかもしれません。
白崎は受けに来ましたが、竹内が積極的に受けにこなかったのと、CBのボール扱いと判断が遅く効果的に使えませんでした。
全体的に高い位置を取れているので、プレスもかかりやすくなり、奪えればショートカウンターで一気に相手ゴールに迫れる準備もできていました。
さらには前半35分当たりで試合が少し止まったときに、C大阪の選手のほとんどが給水をしていました。エスパルスの選手は全くそんなことはありませんでした。
C大阪はアタッキングサードまで行くものの、そこから意図的なプレーが生まれなかったため消耗をしていたのかもしれません。
前半で押し切りたかったのですが、相手に先制点が生まれることとなりました。
サイドの軽率な守備であっさりとかわされ、クロスからオウンゴールです。
非常にもったいない失点でした。
ワンフェイクで完全に振り切られるサイドの選手というのはあまり見たことがありません。
この場面であのクロスを供給した山中選手を褒めるべきかもしれませんが…。
ただここでのミスを後半、同点ゴールを決めることで自ら取り返しました。
落ち着いて決めたことも良かったですが、その前の神谷のパスが秀逸でしたね。
既に3アシスト目を記録しました。
同点ゴールの後に、この試合のもう1つのターニングポイントが訪れます。
C大阪は失点後に明らかに運動量が落ちました。
そこで畳みかけようとした矢先に失点です。
自らのミスで自分たちの時間を手放しました。
タテパスのずれやGKからのパスを奪われたりと続け、山中のクロスからまた失点です。
CBとSBのクロスへの対応も良くなかったですね。
同じようにやられるというのはいただけなかったですね。
修正をしようと選手を交代しましたが全く機能しませんでした。
もう少し引っ張手も良かったかもしれません。
相手としては追加点もとって楽に試合を終わらせることが出来ました。
3失点目は前に重心がかかっていたので仕方ない失点かもしれません。
ただこの失点で気持ちが切れたでしょうか。このまま試合終了です。
ポイントポイントでもう少し丁寧にプレーができていれば、結果は変わったかもしれません。
1-3で負けるような試合ではなかったと思います。
しかし結果連敗で順位も13位まで後退しました。
このままズルズル行かなければ良いのですが…。