名古屋との下位チーム同士の対戦を落としました。
立ち上がりからピッチを気にしているのか、かなりナーバスに見えました。
両ボランチのパスは弱かったですし、簡単に蹴ってしまう立ち上がりでした。
特にホナウドがひどかったですね。
相手の狙いどころの標的となり、ミスを重ねていきました。
自陣で相手のプレスをまともに受けるほど、ボールを動かすことが出来ませんでした。
相手のWBがフリーで高い位置を取れていたように、名古屋のペースでしたね。
ボランチが不安定なこともあり、中から外へのボールの出し入れが出来ず、サイドの選手にまでボールを届けることすらできませんでした。
前半はカルリと唯人が個人でキープするくらいしかプレーが生まれませんでした。
当然ながらこのような流れでは失点をするわけですが、非常に緩い守備でしたね。
片山が簡単に股抜きされ、追っていたホナウドは昨年のようなジョギングディフェンスでした。
ニアのFWに寄せきれず簡単に失点をして終えた前半でした。
さすがにあの出来では前半でホナウドを交代しました。
後はなぜか相手のプレスが後半から弱まりました。
引いて守備をする指示でも出たのでしょうか?
エスパルスとしてはボールを握る時間が一気に増えました。
確実に後半はプレーが前向きになりました。
しかし引いた相手に何もできませんでしたね。
どこを刺すか全く意図もなく、相手の守備の前でキープするだけです。
普段ボールを握ることが少ないので、保持率が高いだけでプレーできていると思いがちですが、相手にしてみたら楽に守備をしていたのではないでしょうか?
ボールを保持することで立ち位置のバランスが悪くなりましたね。
69分のシーンですが、レオシルバに対して4人がひきつけられるシーンがありました。
ピンチにはなりませんでしたが、良くないシーンでした。
ただ、このような流れでもカルリのピンポイントのクロスで同点弾が生まれました。
名古屋はCBの3人がエリア内に待ち構えていましたが、高精度のクロスから同点弾が生まれました。
ほぼプレーに絡めていなかったサンタナですが、決める時は決めてくれます。
77分にお互い2人ずつ交代をして終盤戦を迎えるわけですが、結果としては相手の交代選手が試合を決めました。
エスパルスの方が明らかに出足が良く、逆転の雰囲気も出てきました。
シュート精度さえよければ得点が生まれるシーンも作れていました。
しかし最後の交代策が裏目に出る結果となりました。
裏返されなければ失点はないと思いましたが、右サイドのポジションがめちゃくちゃなところを運ばれ、ミドルシュートを叩き込まれました。
あのシーンを作ったのがベンチからの声が要因というのも…
距離があったので権田には止めてほしかったのですが、相手の選択肢が多くシュートだけに判断を寄せるわけにはいかなかったのでしょう。
GKを責める場面ではないですね。
この負けはかなり痛い敗戦だと思います。
残留争いを決定づけると思うほどショックな敗戦です。
連敗をすると本当に厳しくなるでしょう。