30周年記念マッチは首位チームの攻撃を防げずに、大量失点で終えました。
失点シーンは印刷されたかのように、同じパターンを繰り返しました。
起点は自分たちのミスや競り負けからですが、最終的にはバイタイルに入ったボールホルダーに全く圧力を変えられていないということです。
特に前半の2失点は顕著でしたね。
3人ボールに寄せていますが圧力が弱いので、狙って裏にパスが出せる状況です。
当然、3人吸い付けられているので完全にフリーの状況になります。
後半の失点は相手のパスワークが見事に映りますが、1つ前のポイントでエスパルスの守備が寄せれらていません。
権田のシュートストップがあっても5失点という結果です。
もっと点を取られていてもおかしくなかったですね。
戦術的改善というレベルではないですね。
危機察知能力が欠落している守備に思えます。
3点取ったという見方も出来なくないですが、ラッキーなゴールでもありました。
相手にしてみればいつでも点が取れるという感じだったのでしょう。
強度のある守備をしなくなり、逆サイドを取れるようになっただけに映りました。
個人的にはポジティブな結果とは思えなかったですね。
試合前の雰囲気づくりなど、興行としては非常に良かったと思います。
立ち上がりは選手からも勢いを感じました。
プレーのベクトルも前向きでした。
ここまでお膳立てしてくれたチームとサポーターへの気持ちもあったと思います。
しかし局所のプレーで緩さがあったり、一部の選手の温度感の違いもありました。
終わってみれば首位チームだから負けてしかたが無いという感じでしたね。
試合後にピッチを回っている姿からは、ここまでやってくれたのに負けてしまった悔しさや申し訳なさは見られなかったですね。
残念ながら国立競技場への遠足で、思い出作りで終わってしまいました。