昨日の湘南戦はラストプレーで追いつかれ
「勝ち点を失った」
という印象が強く残ったかもしれません。
しかし、先制点を挙げた後に何もできなかったことを考えれば、仕方がない結果なのだと思います。
湘南は予想通り、前からプレスをかけてきました。
GKまでプレスをかけてきました。
エスパルスの狙いはプレスから一旦サイドに逃げて、斜めのパスでサンタナやカルリに当てて、デュエルで上回り、裏に仕掛けるということだったのではないでしょうか?
立ち上がりから蹴ることはせず、出来るだけつなごうとする意図が見られました。
しかし、思った以上に湘南のプレスが強かったことと、接触でファールが取ってもらえないことで、ボールを前に運べませんでした。
それでも中2日の相手なので、途中でプレスの強度が落ちると踏んでいたかもしれません。
ただ、ボールを動かせないので、湘南の選手の体力を削ることができませんでした。
トラッキングデータ上では相手は116km走っていましたが、むしろ少ないくらいです。
湘南の選手にしてみては、楽な試合だったのかもしれません。
湘南も下位チームらしく、サイドに付けるパスがずれたり、クロスの精度が低かったりと、決定機はなかなか創れませんでした。
結局、裏を狙うボールと、跳ね返りを拾うことしかできていませんでした。
たまにタテパスを狙いますが、そこはエスパルスも防いでおり、事故が無ければ失点はしなさそうな感じもありました。
しかし、ボールを前に運べないエスパルスも選手交代を機に、守りの意識を強めました。
自陣でプレスを受け、相手に奪われるシーンが続き、蹴るようになりました。
もしかしたらプレスを受けることが怖くなったのかもしれません。
重心が後ろに傾き、前で競らせることしかできず、フォローもないので完全に相手のターンになりました。
湘南のプレー精度が高かったら、もっと早く失点をしていたことでしょう。
ラストプレーで失点をしたのはもったいないと思いますが、プレスをはがすことができなかった自分たちの力量と言って良いかもしれません。
控えのメンバー構成を見ても、複数得点を取って勝つようなイメージだったのかもしれません。コロリではなくヴァウドが入っていたらどうなったでしょうか?
ラストプレーをしのげていれば、残留に大きく前進しましたが、簡単ではないということです。
10人相手に2失点して敗戦
ラストプレーで失点
9月の試合では勢いを少し失っているかもしれません。
メンバーもそろっているので、もう一度立て直してほしいですね。
他の残留争いチームが勝ち点1しか積み上げなかったのは救いでした。