昨日、天皇杯の決勝が行われました。
J2の甲府がJ1上位の広島を下し、見事に3大タイトル初制覇を成し遂げました。
各メディアで速報が出るくらいの快挙です。
甲府は先制をして、その後もゴールに迫りましたが、後半35分に地力に勝る広島がきっちり追いつきました。
天皇杯では下のカテゴリのチームが優位に試合を運ぶことはよくあります。
しかし試合終盤に勝ち越されたり、延長で力尽きる試合は何度も見てきました。
正直、昨日の試合も同じパターンだと思いました。
延長戦では防戦一方で、広島が終始ボールを握る展開でした。
ただ、決定機は一切作らせずに、甲府が耐えていました。
しかし試合終了間際で、変わって入ったベテラン選手がPKを献上してしまいます。
広島の優勝が決まると思いましたが、PKストップをして延長戦を凌ぎました。
そして、PK合戦を甲府が制して天皇杯のタイトルを手にしました。
恐らく10回試合をしても、9回広島が勝つでしょう。
もしかしたら20回のうち19回かもしれません。
甲府はJ1チームを5チーム撃破してタイトルを取りました。
リーグでは18位と下位に沈んでいるチームです。
タイトルには「理由」と書きましたが、分析をしたわけではありません。
ただ、勝ちたいという力や、周りが応援したいという力が働いていたと思います。
気持ちが大事と言いますが、気持ちだけで勝てるほど甘くはありません。
ただ、気持ちすらないチームは勝てないことはわかります。
エスパルスもJ1昇格を決めた9連勝の時や、毎年している残留争いの最終盤では、絶対に勝つという雰囲気を感じられました。
ただ、今年のチームからはまだ感じたことはありません。
ATの失点で勝ち点9を落としている事実が、結果として出ています。
次節のダービーで勝てなければ、J2に降格すると思います。
残留するチカラはあると思うので、発揮をして残って欲しいですね。