今シーズン初の公式戦が行われました。
開幕1週前に行われる、J1優勝チームと天皇杯優勝チームが対戦する試合です。
今年は横浜FMと甲府の試合でした。
J2チームがJ1チームと戦うとどうなるかの参考にもなる試合です。
結果としては2-1でしたが、スコア以上の差を感じる結果でした。
エスパルスはボールを保持することを掲げているので、横浜FMのプレーは参考になる部分が多いですね。
秀逸な点は3つあります。
1「縦にパスを出している」
エスパルスのボール保持との一番の違いだと思います。
最終ラインから、中盤の選手にしっかりとパスを入れています。
狭いところでも間で受けている点がエスパルスとは異なります。
狭いところで受けていても、視野に入るポジションに次の受け手がいるので、ボールを失いません。
最終ラインとサイドバックだけで回しているのとは大きく異なります。
2「スペースにボールを出せている」
スパースといっても裏のスペースのことではありません。
ショートパスも足元ではなく、動き出した場所に出しているということです。
少しタイミングが合わなくても、ボールが出ないくらいの強さで出せているので、保持し続けています。
足元だと相手の守備も狙いやすいですし、ポジションを保持したまま守備が出来ます。
しかしスペースに動かされると、ポジションを外さなければならないので、またスペースが出来たり、相手が戻ることで高い位置でフリーな状態でボールを持つことが出来ます。
3「セカンドボールの回収率」
ここがチーム力の差につながっていました。
セカンドボールをほとんど拾えているので、カウンターを受けることがありません。
特に喜田選手がすごかったですね。
エスパルスも松岡、白崎、ホナウドが同じように回収できるようになれば、ゲームを支配できると思いますが、前のプレスのかけ方やクロスの入れる場所も関係してきます。
端的に取り上げましたが、あらゆる点がつながっていることでチーム力になっています。
戦術も選手も異なるので、一概には言えませんが、参考になるべきモデルでしょう。
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