J2の開幕戦はスコアレスドローに終わりました。
正直、期待外れというか何もない試合でした。
試合は3バックシステムで入りましたが、何をしたいのかが全く分かりませんでした。
立ち上がりのGKからのロングフィードで、裏を取り決定機を迎えましたが、枠にも飛ばせずチャンスを逸しました。
ボールを回すと情報を流しておいての奇襲でしたが、決められませんでした。
その後は、ボールを保持する意図すら見えません。
プレスに来ない相手だったので、余裕をもって回せるはずですが、縦に無意味なフィードを送り続け、セカンドボールを相手に拾われることを繰り返しました。
何が狙いなのか、先述のかけらすら見えませんでした。
相手の攻撃力の低さに助けられましたが、守備に関してはものすごく不安定です。
松岡、ホナウドが、両方前に行ってしまいます。
そのとき相手FWが裏を狙うしぐさを見せれば、CBは下がるのでスペースがかなり空いています。
相手がそのスペースをついてこなかったので目立たなかったかもしれませんが、普通の相手ならボロボロにやられていたかもしれません。
2人のボランチは個人戦術が低すぎですね。90分間通じてプレーの判断が悪すぎました。
真ん中から何本もクロスのようなパスを出していましたが、あの攻撃で決められることはないでしょう。白崎の欠場が大きかったですね。
後半は4バックにして圧力をかけられましたが、決められませんでした。
立ち上がりから変化をつけられたということは、完全に試合の入り方を間違えたということです。采配ミスですね。
ただしチャンスを作ったと言っても、個人の判断だけでプレーを作っているだけで、チームとして意図していたものは感じられません。
2か月間じっくりとチームを作ってきたはずですが、結果も内容も何もありません。
選手交代で何かを変えたわけではないですし、やはりチームの構築が難しい指揮官なのかもしれませんね。
引き上げてくる姿の、権田選手と吉田選手の厳しい表情だけが、救われたことかもしれません。