鹿島戦では一旦は2点リードをしながらも、一気に逆転され敗戦となりました。
流れとしてはエスパルスの流れだったと思います。
立ち上がりから、しっかりを守備をして、相手をゴール前まで近づけさせませんでした。
ボールホルダーに前線からアプローチし続けていたので、相手はやりにくかったと思います。
ここまでくるチームはJ1にはあまりないと思います。
そしてその守備が前半終了間際に実りました。
相手DFの処理のミスが金子の前に転がり、ラッキーな形先制点が生まれました。
前半の終了間際にピンチもありましたが、それを六反のビッグセーブもあり無失点で終えました。
後半は当然ビハインドの鹿島がさらに圧力をかけてくるのは分かっていました。
そこの15分くらいをしのげば、オープンな展開になるのはサッカーの常でしす。
その時間帯ではほとんど相手のボールを持たれていましたが、無失点で切り抜けました。
そうするとそのあとはエスパルスにチャンスが立て続けに訪れます。
中々決め切れないので、このままだと相手のペースになってしまう。
そんなところで追加点が生まれました。
ここまでは完璧な流れでした。
リード直後の失点さえ避ければ、通常ならゲームは決まる流れです。
しかし、今の実力というものを、相手が露呈させてくれます。
何でもないクロスボールに対して、対応が遅れ10分間で3失点です。
守備をし続け、足が止まってしまったのは見て取れましたが、真ん中のところではじき返す強さは欲しかったですね。
崩されてのものではないですからね。
結果からの話になりますが、70分しか戦う力がなかったということですね。
開幕戦は60分互角だったことを考えれば、少しは良くはなってきたのでしょう。
そこはチーム全体でコントロールすべき点です。
逆転されてから慌てて3枚投入するのは、完全に采配ミスです。
セットプレーが続く中で、長身のフレイレを準備しました。
それをみて野津田が必死でゲームを切ったにもかかわらず、ベンチから交代のアピールがありませんでした。
おそらくしっかりとした説明をしてから入れたかったのでしょう。
ただ結局、次のプレーで失点をしています。
試合後のコメントをみると、決めた戦術に当てはめたかったとコメントしてます。
そのやり方では、今後も采配で試合を動かすことが難しくなります。
もしかしたら、鹿島相手に2点リードするというのが、自分たちにとっても想定外だったのかもしれません。
完璧に実力差を感じて負けた試合だとは思いますが、何とかできる可能性もあったと思います。
守備も意図してできることがわかりました。
攻撃も崩して点が取れることもわかりました。
これを90分できるようにすることが、まず初めの課題ですね。
開幕戦では60分戦えました。
第4節で70分戦えました。
ゲーム体力がついてきたと信じましょう。
前半戦が終わることには、今やっていることを90分継続できる力を身に着けたいですね。
個人的には金子と白崎にゴールが生まれたことはプラスだと思います。
結果が出たことで落ち着いてプレーできるようになるかもしれません。