またもスコアレスで勝ち点2を失う結果となりました。
4試合で1得点というのはかなりひどい状況です。
キックオフ直前まで、リカルド監督が選手たちにボードを使って指示を出していました。
かなり入念な準備をしていたこともうかがえますが、結果に結びつくことはありませんでした。
立ち上がりから相手のネガティブトランジションが遅く、カウンターの場面を創れましたが、中が薄かったですね。
ただ、相手のバックパスのスピードも遅く、詰め切ればとれる雰囲気もありました。
プレスに特徴のある選手をチョイスしてきたので、ハマりそうな感じもありました。
とはいうもののディサロのパスミスをはじめとして、エスパルスの選手の前向きなプレーへのミスも目立ちました。
もっと落ち着けばよいのですが、完全に同じレベルの戦いをしていました。
鈴木とホナウドのビルドアップのパスのスピードや精度はかなり厳しかったですね。
終始危うさがありました。実際に奪われたシーンもありました。
この試合は選手交代でパワーが落ちることはありませんでした。
そこは進歩したことかもしれません。
中山を裏に走らせる意図したプレーは期待を持てました。
60分過ぎから相手の重心が後ろになり、前だけでプレスをする時間がありました。
エスパルスもこの時間帯はかなりコントロールして、ゴールに迫る場面も創りました。
しかしゴールネットを揺らすことはありませんでした。
試合終盤もずっと押し込み続けましたが、決めきるまでは至りませんでした。
枠内シュートの絶好機は創れなかったですね。
個人的にはサイドの崩しが無いことが、チャンスを創れない要因のように見えます。
ポケットを狙うのか、カットインするのか、引き付ける動きもありませんし、結局単騎で仕掛けることになります。
左サイドは特にそうですね。
右サイドは岸本が時間かけずにプレーをするので、良いシーンになりそうなこともありますが、ブロックを創った相手の脅威にはなりません。
首位チームとは言え相手のプレーのクオリティは決して高いとは言えません。
決定機をほぼ作らせなかったのは、及第点といえるでしょう。
開幕から4試合続けて勝ち点2を失い続けています。
次節のダービーで奮起して、変化のきっかけとなればよいのですが…