エスパルスは成績不振を理由にゼ・リカルド監督を解任しました。
正直、機を逸しての交代だと思います。
上積みも見えないまま降格をさせた検証もないまま、指揮官を続投させたわけです。
明確な説明があれば別ですが、特に説明もなくコーチだけを外してJ2のシーズンを始めたわけです。
引かれた相手に何もできず、チームのパワーは落ちていき、前節はチカラ負けという内容です。
リーグ戦14試合未勝利という、チームワースト記録を立ててしまいました。
しかも半分は2部リーグでのものです。さらに言えば過去最高の強化費を投じてのものです。
「逆にどうすればここまでの結果を出せるのか?」といわざるを得ません。
チームをボロボロにした状態で去っていきました。
後任は秋葉コーチの内部昇格という形になりました。
「報道で出ていた監督じゃなくてよかった」というのが正直な感想です。
指揮を執った初日から厳しい声をかけていました。
「レベルが低い」
「小学生でもできる」
「湘南にボロ負けするぞ」
もしかしたら今の所属選手たちはかけられたことのない言葉かもしれません。
反骨心をもって戦う選手が出てきてくれれば良いのですが、甘さの残る選手は付いてこれないかもしれません。
秋葉氏は戦術云々よりもモチベーターとしての手腕を発揮するタイプです。
若手指導に向いていると思いますが、エスパルスの所属選手の年齢は非常に高くなっています。
ミスマッチも起きる可能性もありますが、台頭してくる選手も出てくるかもしれません。
走れない、動けない選手はバンバン変えてくるので、見ている方も分かりやすく、最初の数試合はストレスがないかもしれません。
ただし結果が出るかどうかは別の問題だと思います。
選手の尻を叩いて結果が出せるほど、甘いものではありません。
まずは閉塞感を打ち破る状態にしてほしいですね。
P.S.
5期連続で監督解任となったのはJリーグでも初めてではないでしょうか?
現場だけの責任ではないと思いますが、ここはまた放置されるのでしょうか?