中3日のアウェーゲームだったという結果と言えるでしょうか。
先発メンバーを7人替えました。
ただ、控えメンバーを結構そろえたという印象を受けました。
秋葉監督が想定していた、ネガティブパターンの展開になってしまいましたね。
出来れば乾、サンタナ、中山は温存しておきたかったところでしょう。
しかし、前半の出来があまりにもひどかったために、後半頭から使わざるを得ない展開となりました。
ただ秋葉監督はしっかりと動き切るのが素晴らしいと思います。
ほかの監督だったら、自分のシナリオに合わせるために、60分まで引っ張ったのではないかと思います。
試合の立ち上げりこそ、前向きなプレーが出ていました。
5分~7分のプレーは特に前向きでしたね。
北川のチェイス、鈴木のチャージ、ホナウドのカットと高い位置で強度の強いプレーが見られました。
しかし攻撃ではかなり厳しかったですね。
まずセフンが全くボールを収められません。アレでは攻撃の形を組み立てるのは難しいでしょう。
また右サイドのディサロも指示を出すだけで、自身は全く動きませんでした。
神谷が下がったり戻ってきたりしていましたが、守備に特徴のあるホナウドがゲームメイクをしなければならない展開でした。
ヘナトも復帰戦でプレーが硬かったり、ポジションが悪かったりと、マイナスの影響が大きかったですね。
その結果、フリーキックでヘディングがかぶり、カバーにもいかずあっさり失点をしました。
そして、エスパルスは最下位相手にまさかのシュートゼロで終わりました。
ハーフタイムの練習も早々に切り上げ、後半にギアを一気に入れる作戦を選択しました。
乾、サンタナ、宮本と明らかに悪かった選手を後半頭から変えて、まったく違う試合にしました。
ブレーキとなっていた右サイドを変え、西澤をサイドバックで起用して、超攻撃的にシフトしました。
圧力をかけ続けたために、守備の穴にはならず、ずっと攻め続けるカタチは作れました。
ただ、なかなか得点が奪えなかったため、相手守備も慣れてしまいました。
何とかこじ開けようと果敢にくさびのパスを入れ続けましたが、流れの中での決定機につながりそうなプレーは見られなくなりました。
しかし相手の守備陣は相当なプレッシャーがかかっていたのでしょう。
クロスのミスも空振りをして、乾のシュートにつなげてしまいました。
同点ゴールの前のプレーもCKに逃げる必要はありませんでした。
しかし、あのようなプレーが出るというのは、圧力がかかっていた証拠でしょう。
そして何とか準備をしてきたセットプレーで追いつきました。
華麗なプレーだったと思います。
相手GKの前にいた井林が飛び出しフリックをして、鈴木が落ち着いて決めました。
何とかもうワンチャンス作りたかったのですが、攻め切るパワーはなかったですね。
終わってみれば45分のハンデ戦を戦ったという試合です。
最初から出て下げられた選手は、自らのチャンスの芽をつぶしてしまったと思っても良いでしょう。
数試合は絡めなくなるかもしれませんね。
最下位の相手だっただけに、勝ち点3を取りたかったのですが、監督が言っていたように良い教訓になればと思います。
次節で連戦は終わるので、ホームですし最初から全開で行ってほしいですね。