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【磐田戦レビュー】ワーストゲームを導いた3つのポイント

レビュー

4年ぶりのダービーは「惨敗」という結果に終わりました。

今季の試合の中でワーストゲームを大舞台で見せる結果になりました。

 

ワーストゲームというのは得点差だけではありません。

3つのポイントがあります。

 

1セットプレーの守備

選手のコメントにもありましたが、わかっていてやられたことが問題です。

 

相手がセットプレーが武器であること。

エスパルスの守備に難があること。

 

狙い面であることは分かり切っていながら、立ち上がりにあっさり失点しました。

2失点目もそうですが、あのポジションで簡単に前に入られることは大問題です。

正直、守備をしている選手の意識が弱いのではないかと感じます。

 

選手同士のミスマッチもあるでしょう。

しかしそこを突いていくことがセットプレー戦術です。

そして凌ぐのが守備戦術です。

 

今季6失点中5失点がセットプレーによる失点です。

昨年もからこの傾向は続いているので、戦術自体に欠陥があるのかもしれません。

 

ただ、大一番にもかかわらず、あっさり前に入られる選手の意識の低さに初億は隠せないですね。

 

2プレーの精度

ゴール前のプレーの精度がやはり低いですね。

クロスに関しては、ゴール前をはるか通り越していくボールが何度もありました。

グラウンダーのクロスでは惜しいチャンスも作れていたので、工夫が必要です。

 

シュートの精度も低いですね。

1対1の場面でそれは顕著に出ています。

相手の1対1の場面では六反がセーブしたと言えます。

ただエスパルスはGKにぶつけたというシュートです。

 

小林監督はこの辺りについて「たられば」の発言をしています。

かなりの違和感を感じました。

 

 

「いくつかのチャンスをものにできれば」

「力が抜けてクロスがあげられれば」

こんなコメントを残しています。

 

J1とJ2の一番の違いは「ゴール前のプレーの精度」だと思います。

もう一度その差を受け止めていかないと、内容は良かったが敗戦した。

という降格チームが陥るスパイラルに入りかねません。

 

そのために3点目です。

今季初めて上から目線で戦っていた。

そんな印象を受けます。

 

これまでの4試合は挑戦者の意識をむき出しにして戦っていました。

しかしこの試合ではそれを感じにくかったですね。

 

連勝したこと。

そして鹿島相手に2-0でリードできたこと。

この辺りで変な自信を持ち始めてしまっていたのかもしれません。

 

今シーズン初めて走量で上回られました。

エスパルスも走っていないわけではないですが、相手はさらにそれを上回っていました。

 

ゴール前の守備でも、相手のほうが気迫にあふれていました。

後半サイドの突破も目立ち始めましたが、CKの多さが物語るようにクロスを揚げさせてもらえなかったですね。

 

相手の集中力の高さと、エスパルス自身のプレー精度も重なって、得点が入る感じは正直しなかったですね。

 

ただ、最後にそれを破ったテセのゴールは素晴らしいと思います。

 

 

非常に悔しい敗戦であることは誰もが感じています。

これで連敗となりました。

 

もう一度、開幕戦のように一番下からのスタートであるという姿勢で臨んでほしいですね。

「目の前の相手に絶対やらせない」

あっさり失点するのを防ぐには、まずここからだと思います。

これまでできていたことなので、すぐに戻れることを信じます。

 

「この敗戦があったから」

「この悔しさがあったから」

未来にそう言えるような変化を創っていってほしいですね。

 


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