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【柏戦レビュー】重要な局面での集中力

レビュー

アウェーの柏で無失点で連敗を止めました。

大量失点が続いており、ズルズルいってしまう恐れもあったので、この勝利は非常に大きな勝利です。

また前を向いていける結果になると思います。

 

懸念のセットプレーでしたが、FK、CK含めて25本相手に与えました。

何本か危ないシーンはありましたが、ボールにしっかりと行けていたと思います。

高い意識をもって守れていました。

狙っていたことができたというのは、自信にもなっていくはずです。

もっと精度を高めて、改善を続けていってほしいですね。

 

とはいえ相手の決定力に助けられたゲームとも言えます。

完全に崩したシーンで枠を外したり、空振りをしたりと助けられました。

どこかで失点をしていたら、出足が鈍くなり結果は違っていたと思います。

 

 

試合のペースは終始相手のペースでした。

高い位置からのプレスに押し込まれて、ボールを蹴らされて、セカンドボールを相手に拾われ続けるという展開でした。

 

特に前半はその傾向が強かったですね。

支配率が33%という数字もそれを証明しています。

この時間帯で失点をしなかったことが、チームに自信をもたらせたと思います。

 

押し込まれていても、耐えていれば必ずオープンになるのはサッカーです。

交代した村田が機能するシーンが何度か作られるようになりました。

そしてその村田からテセにつながり、先制点が生まれました。

 

この時間が65分でした。

エスパルスは得点直後の失点が目立ちます。

10分間締められれば、落ち着いてくるし残り15分なので、メンバー交代などで試合の局面を変えられます。

 

その重要な時間帯でしたが、柏にミスが目立ちました。

柏も若い選手が多いので、ダメージが大きかったのでしょうか。

自滅してくれたように思えました。

柏が下位に理由の一つが見えたような気がします。

 

最後は前がかりの相手の背後を取って、ダメ押しゴールをデュークが決めて試合は決しました。

 

支配率は柏が64%です。

パス本数は柏745本に対して、エスパルスは340本でした。

成功率も柏が81%に対して、エスパルスは64%でした。

 

いかに柏がボールを持っていたか。

いかにエスパルスがプレッシャーにさらされてミスを誘発されていたか。

 

データからも試合の内容が如実に表れています。

ただ枠内シュートが両チームとも2本ずつです。

エスパルスはそれを決めて、柏は決められなかったということです。

 

守備と攻撃と、重要な局面での集中力が発揮された試合です。

これが試合を決定づけるといことを、しっかりと体験できたことはチームにとって大きいと思います。

 

次はホームの初勝利を目指してほしいですね。

 


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