2位位磐田との直接対決を制しました!!
勝つために必要な1点を奪い取り勝ち点3をつかみました。
これで再び自動昇格圏です。
では試合を振り返りましょう。
【前半】
立ち上がりから両チームともインテンシティの高いゲームでした。
磐田はエスパルスのビルドアップに対して、2本~3本のパスまでは強く来て、そのあとはブロックを作るという守備でした。
プレスで詰められ蹴らされるというのは無かったので、エスパルスは落ち着いて試合に入れましたね。
右サイドの停滞感は気なるところでしたが、相手のDF松原の裏を中山が簡単に取れていたので、ビルドの出口として使えていました。
また、サンタナへのアプローチも強くないので、一旦ボールを収められていたので、前半はエスパルスペースでした。
エスパルスの守備は鈴木のところが不安定でした。
ジャーメインにほとんど競り負けていたように思えます。
相手の決定機も簡単に飛び込んでしまい、あっさり交わされ、高橋も切り返しで交わされて1対1の場面を創られました。
幸いにも枠を外してくれたので先制を免れることができました。
試合の大きな分岐点となったのではないかと思います。
そして40分にエスパルスの先制が生まれました。
中盤で白崎が跳ね返してからのゴールです。
カルリとサンタナのコンビネーションで侵入しようとしましたが、相手にあたりこぼれました。
こぼれ球を直接乾が狙ったミドルシュートがゴールに吸い込まれました。
やはり乾は「持っている」選手ですね。
重要な試合でディフレクションのボールがゴールになるのは初めてではありません。
勝ち点3につながる大きな大きな先制点でした。
【後半】
後半はいつも通り3バックへの変更を行わず入りました。
少しかく乱するつもりがあったのでしょうか?
そもそもシステムを変えるのは後半立ち上がりで失点をしてしまうからでした。
この試合もシステムを変えなかったことからか、いきなり相手に決定機を創られました。
バイタルで持った相手に詰める選手がおらず、スルーパスで裏を取られ、グラウンダーのクロスにふぃりーではいられました。
ただ相手のシュートが当たりませんでした。完璧に崩されたシーンでした。
シューターが交代直後で試合になじめていなかったことで助けられたかもしれません。
その後すぐに3バックにしていたので、意図的に4バックを継続していたのではないかと思います。
後半は基本的には磐田がボールを握っていました。
ただブロックの外でしかプレーをさせていなかったので、淡々と時計の針を進めていく作業でした。
こうなると怖いのはセットプレーです。
権田のクリアミスで大ピンチを迎えました。
しかし全員で体を張ってエリア内からボールをかき出しました。
そのあとも5本くらい連続でCKが続く場面がありました。
かなりしびれる時間帯でしたが、枠内シュートを許さず守り切りました。
6分と長いATでしたが、ミドルに対してもしっかりと身体を張って跳ね返し、相手の攻撃を封じ切りました。
相手の3つの決定機で2つは枠外シュートだったことが、この試合の結果を分けました。
前節はミスから2失点でしたが、今回は外れたために勝ち点3を手にできました。
エスパルスのほうに勝ち運があったのでしょう。
相手は競り勝てていたジャーメインを単騎で戦わせたことが敗因ではないでしょうか。
近くに選手がいたらもっと厳しかったと思います。
例えば金子が出ていたら、エスパルスは苦しんだのかもしれません。
大一番の勝利は今季最多の観客が後押ししたこともあると思います。
負けていれば自動昇格は絶望的になっていました。
勝ちきったエスパルスはこのまま押し切ってくれると信じています。