エスパルスの来季は秋葉監督が継続して指揮を執ることが発表されました。
監督を変える選択も、即答する選択もあった中で、エスパルスは継続を選択しました。
秋葉監督が指揮をした8節以降の勝ち点は、リーグトップという点が評価されたのでしょうか?
タラレバですが、同じ勝ち点率でシーズン通して指揮をしていたら、82の勝ち点となり昇格をしているという判断でしょうか?
秋葉監督の戦術は
①4バック→3バックの可変
②ゲーゲンプレスによるショートカウンター
端的のこの2つです。
本人もコメントしていたように、ビルドアップやスカウティングは興味が無いとしてきました。
ただプレスに関して言えば、オートマチックにできていたとは言えません。
乾の個人能力に頼っていたことは明らかです。
シーズン途中から未勝利の状態で就任し、最初はカップ戦もあり連戦でした。
目の前の勝ち点を拾う作業を続けざるを得ないシーズンで合ったことも事実です。
ただ、PO含む最後の5試合は1勝3分1敗です。
J3に降格した大宮に勝利しただけです。
底力が要求される最終盤戦で、あと1点が取れなかったチームです。
5枚の交代枠をうまく使えていたのか?という点では物足りなさを感じます。
続投にあたりこの点が検証されたかは疑問です。
これまでも結果が出なかった監督を続投させ、全てシーズン途中で監督交代となっています。
同じことは繰り返してほしくありません。
秋葉監督が良い悪いではなく、しっかりと検証した上での続投の判断であったかどうかは示してほしいというのが私の気持ちです。
リカルド監督の続投がGMの一存であったことがさらされた直後なので、余計にそう思います。
攻撃の再現性が創れるのであれば、期待もできますね。
守備に関して言えば、J2では決定力が総じてないので、ある程度の戦力があれば守り切れることは今季の試合で証明されています。
終盤戦の停滞は得点が取れなかったことです。
選手が変わる中、個のチカラだけに依存するしかなければ、来季も何の積み上げもなく終わることでしょう。
その可能性が無いと判断し、検証した結果の秋葉監督続投という選択なら良いですね。
シーズンが終わって4日後に発表されたので、どれだけ検証されたかは疑問ですが。
ただ、監督能力の重要な要素の1つである、選手に動機付けさせられるチカラは示してくれました。
マンネリや停滞さえ避ければ、十分に発揮してくれるでしょう。