変則日程で第8節は金曜日の開催となります。
アウェーで川崎に挑みます。
川崎は昨シーズンの勢いというか安定感に欠けた戦いをしています。
特に攻撃のチームの印象からはゴールが9と寂しい結果になっています。
監督交代による戦術の変化
選手構成の変化
けが人の影響
これらが重なっている状況だと思います。
ただし、パス数はリーグ1位ですし、支配率も2位です。
恐らくこの試合も、川崎がボールを圧倒的に保持することになるでしょう。
柏戦のようなイメージになると思います。
ただ柏と違うのは中盤の選手の存在感です。
川崎には中村憲剛がいます。
これまでの勝ち点をあげてきた試合でも、中盤に違いを創れる選手がいたらやられていたであろうという試合が多くあります。
川崎にはその違いが作れる選手が存在します。
そこをどう抑えるかは大きなポイントになります。
スペースを空けてしまえば自由にプレーさせてしまうので、ある程度ブロックを作って守ることになります。
それでもパスをつないでこじ開けて来ると思います。
30mラインを超えたところの球際で、どれだけ跳ね返せるかにかかってきます。
大宮戦のような緩い守備だと、大量失点も覚悟しなければなりません。
縦や斜めに入るスルーパスからの得点が多いという印象があるかもしれませんが、今年はクロスからの得点が一番多いのも特徴です。
前節も立ち上がりにクロスからあっさり失点をしています。
そんなことがないように、立ち上がりの準備は重要です。
一方川崎の失点ですが、終了間際の失点が非常に多いですね。
試合終了間際の失点が7失点中5失点です。
前半終了間際もいれれば、6失点がこの時間帯です。
エスパルスのセットプレーからの失点のように偏りがあります。
全節も何にもないところから失点をし勝ち点を失っています。
エスパルスは逆に終盤の得点が多いですね。
総得点の半分以上が終盤の得点のチームは4チームありますが、そのうちの1チームです。
終盤の得点力に特徴があるといってもいいでしょう。
試合展開としては
立ち上がりに失点をしないこと
その流れで前半をゼロに抑えること
終盤のオープンな展開になってきたところで仕留める
勝ち点をあげるにはこんな形が理想であり、現実なのかもしれません。
走量では上回ると思います。
川崎は今季最長走行距離は113.0kmです。
エスパルスの最短走行距離は114.8kmです。
川崎が一番走ったときよりも、エスパルスが一番走らなかったほうが多いのです。
運動量で相手を上回り、1人多いくらいの戦いをすれば勝機も見いだせるかもしれません。
この試合もここが生命線になるでしょう。
ルヴァンから中3日、中4日と厳しい日程ですが、選手たちには頑張ってほしいですね。
相手は昇格組との連戦で、勝ち点6を計算していたと思います。
前節札幌で勝ち点2を落としました。
今節は絶対に勝つという想いもあると思います。
それに負けない戦いを期待しましょう。
古巣対決のテセや角田は相当にモチベーションが高いと思います。
20,000ゴールという注目すべき点もあります。
平日の試合ですが、熱い戦いになりそうですね。