新体制発表の詳細が出ないので、方針は昨年の継続ということで考えてみようと思います。
【エスパルスビジョン2027】(昨シーズン発表された中期計画)
①強固で安定的な「経営基盤」を構築する
②ファン・サポーター・ホームタウン・地域の皆さん・パートナーとの強固な関係構築
③フットボールの再建
①に関しては親会社の支援を受けている状況ですが、J2としてはふさわしくないほどの強化費を使える状態にあります。
②に関してもJ2クラブとしては異例の、約30万人の動員を達成しました。
③については以下のように述べられました。
・高いインテンシティを保ち、攻守ともにトランジションで相手を陵駕する。
・自分たちの”意図”でボールを動かし続け、優位性を保ちながら常にゴールを狙う。
・自分たちの”意図”でプレスを掛け続ける攻撃的な守備でボールを奪いきる。
さて、昨シーズンは実現できていたでしょうか?
そもそも、シーズンスタートは実現するための監督の選定でもないですし、選手構成も最適とは言えません。
監督交代後も、実際には乾の個人戦術力で、上記を実現しようとしていただけのシーズンでした。
秋葉監督も言葉では超攻撃的なサッカーと言っていましたが、プレーオフの2試合ではPKの1得点だけでした。
目指すフットボールが構築できなかったから、J2④位という過去最低の成績で終わったのでしょう。
ただ今シーズンは、メンバーも入れ替わりました。
対人に強く、守備範囲も広くできそうなCBが加入しました。
これだけでも大きく戦術を変えられそうな気がします。
またGKも沖の加入により飛び出す守備ができます。
総合力では権田のほうが上ですが、完全移籍による獲得ですし、先を見据えて起用するときが来ても良いのではないかと思います。
あとはCFですね。
サンタナの契約がどうなるかわかりませんが、動けるFWタイプではありません。
プレスをかけられて、得点を奪える選手が出てくると、かなり強力なチームになるでしょう。
ここの新たな戦力に使える強化費を全振りしても良いくらいだと思っていました。
目指すフットボールが変わらないのであれば、今シーズンの選手のほうが楽しみです。
もしかしたら経験値や総合力が低いので、安定した戦いはできないかもしれません。
それでも明確な戦いを続けていく方が、個人的には観ていても面白いと感じられそうです。