昨日の記事は移籍によって失ったゴール数について触れました。
エスパルスが移籍で失った得点は合計〇〇得点、穴を埋めるのはどうすればよい!?
今日の記事も得点について触れてみたいと思います。
数値として取りあげられることも多い「ゴール期待値」です。
(Football LABの数値)
昨シーズンのエスパルスのゴール期待値と実際のゴール数です。
サンタナ 14.5 12
カルリ 9.9 15
乾 5.7 10
北川 4.6 4
中山 4.5 8
高橋 3.7 1
岸本 3.7 3
セフン 3.0 2
ディサロ 2.4 3
白崎 2.1 3
※ゴール期待値は小数点第1位までにしています
エスパルスの昨シーズンのゴール期待値とゴール数はともにリーグ2位でした。
あと勝ち点1、1得点を取れていれば、昇格を果たしていたシーズンです。
上記の一覧を見るとゴール期待値よりも得点を取ってくれたのがカルリと乾です。
この2人の貢献度は数値上でも非常に高かったことが如実に表れています。
データというのは基本的には中央値に収まるものです。
つまりゴール期待値とゴール数はデータが多くなればなるほど、中央値に近づくということです。
端的に言えば、カルリと乾のゴール数は期待値とかけ離れているので、今シーズンは同じ期待値だったとしてもゴール数は減ってしまうということです。
あくまでデータ上だけの話ですし、ゴール期待値の精度にもよります。
ただやはり不安点の1つであることは間違いありません。
昨シーズン、J2リーグで1桁順位のチームはゴール期待値も1桁順位でした。
(甲府、山形がゴール期待値の順位が10位と11位でした)
戦術でゴール期待値は高めることができます。
ただ決め切るのは個のチカラです。
J1とJ2の最も大きな差は決定率でしょう。
実際にJ1の期待値順位と得点数は、J2ほどキレイになっていません。
上位チームもゴール期待値は下位だったりします。
1位と2位の神戸、横浜FMは、ゴール数が期待値を大きく上回っています。
改めて考えるべきは、今シーズンのエスパルスに「決定力」はどれだけ備わっているかということです。
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