昨日の仙台戦は惨敗という結果に終わりました。
改めてチームの現在位置を知る機会になったのかもしれません。
立ち上がりに押し込まれることはなっかのですが、良かったのはそこまでです。
前半はボールを持つ時間が多かったですが、自らのミスで決定機に至ることはありませんでした。
正直「雑」と言わざるを得ないプレーが多かったですね。
ゴール前でのプレーでは、ボールを保持した次のプレーの選択を探す
そんなプレーが多く、ことごとく潰されていました。
縦につけるパスはフリーであるにもかかわらずに、簡単に相手に渡してしまう。
そんな雑なプレー、準備不足のプレーは、他のプレーにも影響が出てきます。
横パスはマイナスになってくるし、受け手の足は止まる。
だからさらにミスが出やすくなる。
相手が裏に蹴ってくることしかしなかったので、ボールを保持できてはいました。
しかし考えてみれば、完全に相手のペースだったということです。
ボールを持っていることで、試合を支配しているという勘違いのようなものがあったのかもしれません。
むしろボールを保持することが、「プレーのピーク」と考えているのではないかと思うほどです。
だからその後のスイッチを入れるプレーが雑になったのではないでしょうか?
そんな状態だったので、すでに前半終了時点で、後半はかなり危うい予感はありました。
それは相手が裏を狙ってくることを徹底した時に、いつか実ってしまうのではないかということです。
結果的にはエリア内の競り合いで後手を取って、PKを献上してしまいました。
PK自体のジャッジについて議論はあるかもしれません。
しかしその前の競り合いで裏を取られた後のプレーなので、アフターと取られても仕方がないでしょう。
もっと集中して跳ね返さなければならないシーンでしたが、ミスを重ねている状態にも関わらず、相手を上回っているといった勘違いからくる油断もあったのではないでしょうか?
そして10分後、見たこともないような失点シーンが生まれました。
コロコロとしたゆっくりしたクロスにもかかわらず、誰も反応をしないというシーンでした。
正直、驚きました。
あんなので得点が入ってしまうことを・・・
3失点目のDFのプレーも酷かったですね。
サイドでの競り合いで簡単に入れ替わられました。
そのクロスに対してゴール前にもかかわらず、触らずに外に流すというプレーです。
この失点はスキルや戦術という次元の問題ではないですね。
昨日のゲームではそれすら語るシーンはなかったと思いますが・・・。
J1での戦いに悪い意味で慣れ始めてしまったのかもしれません。
プレーに必死さを感じなくなってきました。
球際の軽さと切り替えの鈍さにそれが出てきてしまった試合です。
走量も今シーズン一番少ない112.781kmです。
仙台よりも少ない数値です。
相手に走り負けた試合は磐田戦と昨日の2試合です。
両方惨敗という結果です。
磐田戦はそれでも120km走っていました。
しかし昨日は今季ワーストです。
暑さが原因となると、これからの戦いは相当に厳しくなるということです。
まあ、この点は開幕前からわかっていたことです。
これからの季節
疲れがたまる後半戦
勝ち点をあげていくのが厳しくなっていくかもしれません。
もう一度自分たちのやるべきことを、しっかりと整理する必要があります。
相当なリカバリーが必要ですね。
正直言って開幕戦以来
「降格」
という言葉が頭をよぎりました。