【まあJ レビュー秋田戦】連戦もメンバーを変えず、アクシデントも乗り越え3連勝

レビュー

 

エスパルスは秋田を1-0で下し、今シーズン初の3連勝を達成しました。

 

まず気になったメンバーですが全く変えなかったですね。

9日間で3戦目と厳しい日程ですが、すべての試合で同じメンバーで臨みました。

 

特に立ち上がりで疲労からくる重さというのは感じませんでした。

ただ相手のほうがセカンドボールへの出足が良かったのも事実です。

 

そして乾を徹底マークしているのが立ち上がりの数プレーで分かりました。

2人、3人と乾がボールを持つとマークにきて潰しに来ました。

その接触の影響があったのか、開始6分で乾がアクシデントで交代となりました。

(勝ちロコにも参加していたので重傷ではなさそうですが・・・)

 

少し動揺があったのか、セカンドボールはことごとく拾われて、エスパルスはボールを動かせません。

そして相手はボールを取ったら素早くタテ⇒タテと前に運んできます。

蓮川、住吉のチャレンジングなDFがこの試合でも見られて、チャンスを作らせることはありませんでした。

 

試合が落ち着くちょうど15分に、エスパルスがファーストシュートを打てました。

ロングボールを競り勝ってからのシュートで、このプレーを機にエスパルスのターンになりました。

アクシデントを抱えながら15分ん切り替えられたのはチーム成長といってよいでしょう。

 

21分には松崎とブラガがエリア内で仕掛けて決定機を作りました。

そして宮本が何度もエリア内に飛び込んできて攻撃に厚みをもたらしました。

今節の宮本はプレー範囲がかなり広かったようにうかがえます。

 

そしてCKの流れから先制点が生まれます。

右に流れたカルリのクロスが直接ポストをたたき、跳ね返りを北川がボレーで決めました。

良く落ち着いて下にたたきつけたシュートを打ちました。

 

やはりホーム開幕戦で2ゴールをあげていることや、勝ち続けていることが大きいですね。

自信をもって落ち着いてプレーができた要因でしょう。

バーの上にシュートをふかしてもおかしくないプレーです。

 

先制点後もエスパルスがペースを握る展開でした。

・中村が1つ飛ばすパスを出せるので相手がひろがる

・カルリと山原がサイドで厳しい状況でもつなげる

・その結果、タテとナナメのパスが通るようになる

 

秋葉監督はビルドアップに興味がないといっていますが、選手の特徴を活かしたボール運びができていると思います。

エスパルスの強みと言ってよいでしょう。

後半の立ち上がりの大ピンチを権田が良く止めました。

必ず1試合に1つは決定機を止めてくれています。

すでに勝ち点をいくつか直接もたらしてくれているといっても良いでしょう。

 

相手のFWは前半終了間際のプレーも含めて、シュートまでの流れが非常に良いですね。

まだシーズン序盤で良かったと思います。まだフィットしきれていないのでしょう。

次回対戦するときは、かなり強力なFWとなっているような気がしますね。

ただ連戦の影響か60分過ぎに少し運動量が落ちました。

先に交代で動いた秋田が連続攻撃を仕掛けてきた時間帯は、ヒヤリとしました。

 

エスパルスもサイドの選手を変え、タテに行かせないように対応しました。

それにしても交代で入った2種登録の西原君はこの試合もかなり良かったですね。

最後相手DFに阻まれましたが、初ゴールかと思う場面がありました。

歴史の誕生の瞬間はもう少し先となりました。

 

最後は3バックシステムにして試合をクローズさせました。

勝ちパターンとして確立してきましたね。

 

しかし最後のセットプレーは余計です。

J1時代の嫌な記憶がよみがえった人も多かったと思います。

ただ事なきを得て、勝ち点3を手にしました。

 

これで6戦5勝です。昨シーズンの立ち上がりとは雲泥の差です。

次節での首位奪還を目指し、連勝を伸ばしてほしいですね。

 

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