山形戦は乾、北川、カルリーニョスがどれだけチームを支えてきたかが、改めて分かった試合というものでした。
さすがに主力不在+高卒ルーキー初先発の布陣で勝てるほど甘くはありません。
立ち上がりから上手く行っていないのは明らかでした。
秋葉監督も開始早々からベンチの前に出て指示をしていました。
前線の守備がものすごく弱かったですね。
特に郡司、白崎の守備はかなり厳しいと言わざるを得ません。
立ち位置を変えて修正を試みるも、左に行ったブラガは中途半端な立ち位置しか取れませんでした。
吉田の指示や通訳の声が無いと試合に入れなくなるのが現状です。
そして試合は前からの守備の弱さから先制点が生まれます。
1まず前の4人が相手の3CBに対してプレスがかけられない
2簡単に外されたところにボランチがつり出される
3するとDFラインの前に広大なスペースができる
4慌てて戻るもプレーのベクトルが後ろ向きになり、人数はいるもののバイタルはスカスカ
5ボールホルダーにもアプローチにいけない
6そしてフリーでシュートを打たれ失点
失点はこんな流れでした。
前線の守備の重要性がよくわかるシーンでした。
相手にしてみれば再現性のある簡単なプレーだったと思います。
失点後も同じような形を何度も作られていましたが、修正はできなかったですね。
後半はその修正の意味も含めてか、頭から千葉を入れてきました。
立ち上がりの相手GKの変なポジションから松崎が決定機を迎えましたが阻まれる。
そして千葉が競り合いから抜け出しつチャンスを作りますが、決められませんでした。
あの場面で千葉はシュートを打てばよかったですね。
後半はボールを持てるようになったもののパスを回しても相手のブロックを全く動かせませんでした。
これがずっと続き、得点の臭いは全く感じることはありませんでした。
64分の相手の完璧なFKを権田がビッグセーブをして、勝ち点の可能性を残したのがエスパルスの見せ場だったでしょうか。
しかしその後GKとDFの連係ミスで失点をしました。
ただ交代で入った西澤の守備の対応はひどかったですね…
あのプレーをするようではなかなか使われないでしょう。
試合後の監督のインタビューを見ましたが全く悔しそうではなかったですね。
期待はしつつも主力がいなければこんなものかと割り切った感もありました。
「ラストプレーの精度が足りないだけ」と言っていましたが、プレイヤーの質はそこではないのかと思います。
そこで違いを出せるのが良い選手で、プレッシャーが強いシーンで良いプレーができないのが平凡なプレイヤーの差だと思います。
その精度の高い選手が全員いなければ厳しいということを遠回しに言いたかったのかもしれませんね。
またすぐに試合となります。
次はホームゲームですし、連敗を避けるためのメンバーはどうなるでしょうか。