アウェーのいわき戦は開始早々に2得点をあげ、昨年同様に大量得点を予感させましたが、終わってみれば辛勝という結果でした。
試合は早々に動いたとはいえ、立ち上がりはお互いに慎重に入ったのか、スローな入りでした。
宮本がミスをしたところで、最初の動きが出ました。
スローの立ち上がりでしたが何もないところからエスパルスが先制しました。
ロングボールを北川が上手く入れ替わって、クロスからブラガが長い距離を走って先制点をあげました。
その後も北川が裏に抜け丁寧に乾にパスを出し、追加点をあげました。
いわきは失点シーンで2度追いをしないため、あっさりと得点をあげられました。
いわきの守備も緩かったですし、この時点では勝ち点3は余裕で取れるだろうと思ってしまいました…
2得点をあげてからエスパルスもかなり緩くなりました。
失点シーンはDFもバイタルエリアでの寄せが甘く、簡単にシュートを打たせました。
右サイドの北爪のポジションが良くないために、全体的にプレッシャーがかけられなくなっていました。
こぼれ球への反応も圧倒的に相手が上回り、ずっといわきのターンでした。
乾もボールが触れずリズム作れませんでした。
何といっても両ボランチが全く機能していなかったですね。
交代する選手もサイドの選手ばかりで、手の打ちようがありません。
フル出場が確定しているのでペース配分をしていたと言わざるを得ないほどの低調ぶりでした。
後半もいわきのペースでした。
前半の盛り返しで自信を得たのか、ワンタッチで何度もスイッチを入れようとしてきました。
エスパルスがプレスをかけて蹴らせても、相手には余裕があり拾うこともできませんでした。
リードしている雰囲気は全くなかったですね
ただそれでも山原がライン際で粘りボールを奪い、北川が押し込み追加点をあげました。
この得点が無ければ勝ち点3をあげられなかったわけです。
個のチカラで奪った得点でした。
77分の決定機阻止も勝利には大きく貢献しました。
右サイドの北爪、松崎が全く守備をしないためラクにクロスを上げさせています。
フリーで合わせられましたが権田とジェラで何とか防いだシーンです。
70分に乾と北川を下げましたが、交代のタイミングが早すぎたと思います。
もし交代をするならば右サイドのだったはずです。
結局、失点をしてから交代をすることになります。
交代を準備しているさなかの失点は何度目でしょうか。
采配的には最悪だったと言えます。
交代で出た選手はほとんど何もしていません。
せめてプレスくらいはかけてほしかったのですが…
5バックにして逃げ切りを図ろうとしましたが、後ろへの重心が重くなっただけで機能したとは言いえません。
首位を守りましたが、とても首位のチームとは思えない戦いぶりでした。
シュートもわずかに8本に終わりました。
勝利したにもかかわらず不安を覚えるだけの試合内容でしたね…