アウェーで連戦の徳島戦で今シーズン2度目の逆転勝ちを収めました!
非常に大きな意味を持つ1勝だと感じています。
メンバーやシステムの予想がつきにくかったですが、7選手を入れ替え、システムも3-4-3で臨みました。
エスパルスは立ち上がりの9分に押し込んで、連続シュートのシーンがありましたが、前半はこれだけで後は徳島のペースだったでしょうか?
相手が最終ラインで回しているときに、エスパルスは3人でアプローチに行きます。
相手はサイドが落ちてくるので実質3-5の数になり、簡単にはがされました。
この時のエスパルスのWBのポジションが悪かったですね。
特に右サイドはCBとWBの間にスペースを作ってしまい、簡単に通されていました。
最初のピンチもここのスペースを使われたものでした。
一方でエスパルスのビルドアップの際、宮本、宇野の両ボランチでボールを落ち着かせられなかったですね。ピッチの影響があるのかトラップが離れ気味で、どんどん後ろ向きのプレーとなりました。
そして中が使えないので、サイドに逃げるのですが、しっかりとここで嵌められて攻撃ができなかったですね。
そこをフォローするためにブラガが落ちてきてしまったので、まったく攻められなくなりました。
ミラーゲームではありがちの展開なのですが、エスパルスは前半だけを見れば引き分け狙いに感じましたね。
カウンターを恐れたのかクロスも一切あげなかったですし、当然ウラも狙えないので、アジズはほとんど機能しませんでした。
後半はサイドの選手を少し高い位置を取らせようとしてきました。
ただ、クロスは上げないままです。
そんな中、エスパルスが思ったより早く動きました。乾と北川を投入しました。
この瞬間にプレスの強度が一気に上がったのは印象的でした。
しかしエスパルスが失点を喫します。
吉田のミスが起点となり、エスパルスの守備の重心が後ろになりました。
そしてポストにアプローチに行けずに抜け出され失点を喫しました。
この時点では厳しいと思った人も多かったかもしれません。
前半のゆったりした展開からは一気に試合が動くというのは想像しにくかったですね。
同点ゴールは3回の連続攻撃で仕留めました。
乾のクロスがはじかれたところからですが、エスパルスがラインを高くして押し込んでいたためセカンドボールを回収できていました。
そして3度の攻撃は左サイドの乾から繰り出されて、最後に中央のパスから北川が見事なトラップで抜け出しました。
シュートは阻まれましたが投入されていたタンキが強さを見せつけ押し込みました。
そしてそのタンキが連続ゴールで逆転に導きました。
ポストプレーをしてからゴール前に入っていき、クロスのボールを頭で叩き込みました。
この勝ち点を取るために加入をしたといっても過言ではありません。
結果論になりますが、この采配は狙っていたのでしょうか?
前半はリスクゼロで時間を進めて、後半35分で勝負をかけるという想定だったのでしょうか?
ベンチメンバーや前半の消極的な戦い方を見ると合点はいきます。
いずれにせよアウェー2戦を含む3連戦で2勝をすでに挙げたのは大きいですね。
しかもこの2戦はベンチメンバーが大活躍をしてのものですし、徳島戦は開幕戦以来の逆転勝利を収めました。
チーム状態としては非常に良いと言い切れます。
最終盤にチームが一丸となって勝ち点を取り始めた状態になりました!
一気に自動昇格を決めてほしいですね。