エスパルスはシーズン最終節を勝利で終え、勝ち点を82まで伸ばしてシーズンを終了しました。
最後の3試合はすべて1-0と、苦しい中しっかりと勝利をつかむチームになりました。
消化試合ということもあり、メンバーもかなり入れ替えて臨むこととなりました。
GKに初出場の猪越を選出したこともあり、DFラインだけは主力メンバーで整えました。
そして1トップには郡司を入れ、ボランチに成岡を入れて臨みました。
戦術的なことは難しいメンバーでもあり、特に前半は苦しい戦いでした。
全く連動しないブラガに対して、右サイドバックの原が直接コミュニケーションを取れない苛立ちもありベンチに強く要求していたのが印象的でした。
本当にかなり厳しい言葉でベンチに要求をしていました。
ただあれだけ気持ちを入れたプレーをしていたことが、後半の決勝ゴールにつながったのだと思います。
あのシュートは見事としか言いようのないものでした。
来季もエスパルスでプレーをして欲しい選手の1人であることは間違いありません。
郡司と成岡が試合に入るのが難しく、中央を使うシーンがほとんどなかったですね。
その為、サイドに出たボールに対して相手は勢いよくアタックをしてくるので、矢島や山原がターゲットとなり珍しく簡単にボールをロストしていました。
少しだけ個人評をしてみましょう。
郡司はシュートとドリブルで素晴らしいプレーを見せました。
押し込まれている中、2枚ほど相手をかわし長い距離をドリブルで運んだシーンや、反転して左足でシュートを放ったシーンなどは良かったですね。
しかし前線でボールを引き出したり、収めたりすることが出来ずに、相手に押し込まれる要因の1つとなっていました。
後半頭からタンキに変わってからエスパルスペースになったのを見れば、要求されたプレーには程遠かったと言わざるを得ません。
成岡は立ち上がりから空回りの印象が強かったですね。
ボールサイドに寄ってしまうことで中央にスペースを作ってしまいました、
他の選手がカバーすることで守備陣形にほころびが生まれ、フォローできない部分では完全に相手をフリーにしてしまう要因でした。
先ほど触れた原の強い言葉の遠因といって良いでしょう。
あとは強度が弱いですね。
身体で行かずに脚だけでプレーをすることが多く、あの強度だと使うのは難しいと感じます。
ターンやパススピードなどは良いものがありますが、このままではスペースが無い中でプレーをするのは難しいでしょう。
猪越は練習で入場するときから緊張が見て取れました。
キックも全部外に出してしまったり、シュートをキャッチする練習でも伸ばした腕が固く不安定でした。
ファーストプレーでもDFと交錯してしまい、キャッチしたボールをこぼすなど不安でしかなかったですね。
しかし試合が終わってみれば、新たに選ばれた選手の中では最も安定していたといって良いでしょう。
ビッグセーブも1本ありましたし、何よりシュートを自分の正面で止められていたのは良かったですね。
今日の出場をきっかけに一気に伸びる可能性を感じました。
このチームで試合をするのも最後となりました。
ただ勝利することでシーズン終了のセレモニーも明るく楽しい雰囲気で終わり締めくくることが出来ました。
P.S.
オフシーズンでも2024シーズンの振り返りや、セレモニーの感想、移籍や退団のリリースについても触れていきます。
また、以前もやったシーズンMVP投票なども企画できればと思います。
オフシーズンも「まあ、Jでいこうと思います」をよろしくお願いいたします。