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エスパルスから「1年後の契約更新がない」と告げられた中で権田選手がプレーした選択と理由

 

最終節が終了した後、エンディングセレモニーが行われました。

山室社長のあいさつ、秋葉監督のあいさつが行われました。

 

その後、権田選手の退団のあいさつが行われることとなります。

ここで退団の経緯が明かされました。

 

今シーズンの初めに2025年以降の契約更新は無いと伝えられていたということです。

 

チームとしては沖の完全移籍の獲得に成功し、今シーズンから世代交代を図る構想だったのでしょう。

権田選手は「海外移籍を希望している」と明言をしており、ギリギリまで摸索をしていました。

昨シーズンは始動後、今シーズンも新体制発表の直前に契約更新のリリースがありました。

このタイミングで今シーズン限りの契約を伝えられていたのかもしれません。

 

そして真っ当な競争を勝ち抜き、権田選手がポジションを勝ち取り、今シーズンもゴールマウスを守り続ける結果となります。

 

契約がないと告げられた中のプレーは異常な状態といってよいでしょう。

ただその中で権田選手はしっかりとプレーをし、チーム力を上げるためにライバルGKの指導も行ってきました。

 

なかなかできることではないでしょう。

普通の会社員が「今年いっぱいでクビ」と言われた中でどこまでパフォーマンスを発揮できるかを想像すればわかることです。

手を抜いたり、休みがちになったり、会社の悪口を言うのではないでしょうか?

 

権田選手からはそんなことが微塵もなかったことは、セレモニーのあいさつからもうかがえます。

話しの内容のほとんどがJ1に上がったこと、愛されるチームになるためには、子供たちのことに触れていました。

残された1年で自身ができることに向き合ってきた選手だからこそできるスピーチだったのではないでしょうか?

 

唯一、自身のことに触れたのは「来年もJ1で、エスパルスで戦いたかった」の一言だけです。

 

退団スピーチが引退セレモニーのようにも感じる内容でした。

自身のSNSから退団が明らかになるというのも異例です。

ただ、反町GMから退団のスピーチの場を設定してくれたという言葉からも、この挨拶をするためにチームと権田選手で理解し合ってすすめられたことなのだと想像します。

 

エスパルスと権田選手の旅はここで分岐することになります。

ただ分岐点がJ1昇格という結果で別れられたことは良かったのではないでしょうか。

 

権ちゃん!ありがとう!!


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