まずポイントはテセの不在ですね。
ここまで6ゴール4アシストで約60%の得点に直接絡んでいます。
そのテセがいなくなるというのは、戦力ダウンであることは間違いないですね。
その穴をどう埋めるかがポイントになると思います。
しかし、長期的に見れば厳しいと思いますが、短期的に見ればプラスになるかもしれません。
それには2つの要因が考えられます。
1 チームがまとまる
まずチームのメンタルは前向きになると思います。
「テセがいない分まで」
「テセがいなかったから負けたといわれないように」
という前向きな姿勢が出ると思います。
単純なことかもしれませんが、0.1秒反応が変わったりするのはメンタルであったりします。
2 相手のスカウンティングが効かなくなる
60%の得点に絡んでいる選手がいなくなるというのは、チームが大きく変わります。
基本戦術は変わりはありませんが、違う選手の特徴が出やすい状況でもあります。
誰が出るのか?
どのように戦ってくるのか?
相手としては的を絞りにくくなるでしょう。
個の力は落ちるのは間違いないですが、1試合限定であればこのようにプラスになるかもしれません。
また逆にそういう戦いを期待したくなります。
相手は個の力はリーグ屈指と言っていいでしょう。
全員がどのチームに行ってもスタメンをはれる選手たちだと思います。
ただ新加入選手が多く個人個人で戦っているという印象もあります。
その戦力からもっと突き抜けるかと思いましたが、勝ち切れない試合が続いている要因の一つではないでしょうか?
その傾向は得点パターンにも出ていました。
約半数がPKも含むセットプレーからの得点です。
チームで崩して点を取るというパターンが少ないと言い換えられます。
ただエスパルスの弱点とかみ合ってしまうというのが不安でしかないですね。
FKやCKからだけでなく、スローインからもやられてしまいます。
この守備でテセがいないのはかなり痛いかもしれないですね。
なるべくファールをせずに、守り切るという難しいミッションです。
相手の守備で驚くべき数字がありました。
クロスからの失点がゼロです。
真ん中で跳ね返す力が相当に強いのでしょう。
エスパルスはクロス数は2位とメイン戦術の一つです。
そこからのチャンスが作りにくいというのはいいデータではないですね。
裏を取ったり、コンビネーションで真ん中を割る作業が必要になります。
金子と航也がカギになってくるかもしれません。
相手は同じ相手に連敗はできないと、相当な勢いで臨んでくるはずです。
その勢いにのまれないように、立ち上がりから集中する必要があります。
大久保が相手のキーマンですが、ボールをもらいに下がらせるような展開に持ち込みたいですね。
前線でコンビネーションが出始めると、手に負えなくなりそうなので、そうならないように球際で厳しく行かなければなりませんね。
簡単に笛を吹く審判でないこともポイントかもしれません。
11戦未勝利を同じ相手で止めました。
今度はリーグ戦7試合未勝利を止めたいですね。