エスパルスは鹿児島キャンプを終え、2週間後の開幕戦に向けて最終調整に入ります。
キャンプ最終日のトレーニングマッチは悪天候で途中で終わってしまったのは残念ですね。
実戦で試す機会のなかった選手や組み合わせ、その中で見つける課題や収穫を手にできなかったのは誤算と言えるでしょう。
しかし、監督選手は三保でのトレーニングを含め、キャンプを通じて手ごたえを感じているようです。
1年間戦うだけのフィジカルや走力には手ごたえを感じているようです。
トランジションの速さや、プレスをかける長さなどはトレーニングマッチを通じてもレベルアップをしている感じは受けました。
ただ監督が「試合を締める部分は重要」ともコメントしています。
疲れている中でどれだけクオリティを発揮できるかにこだわっているのは、試合最終盤のプレーを意識してのことでもあります。
2022年はアディショナルタイムの失点が原因で降格をしたので、同じ轍は踏まないという意図でしょう。
もう1つ収穫をあげているのが「コミュニケーションと修正」です。
キャンプの2試合の立ち上がりは全員が反省点として挙げています。
そして同時に自分たちで話し合って修正できたと、収穫としてもあげています。
悪い時間を無くさないといけない課題とコミュニケーションで修正できる収穫を多くの選手があげていました。
試合の入りについては2週間で修正できると思うので、しっかりと取り組んでもらいたいですね。
フットボールは絶えずプレーが動いているので、局面局面で変化します。
もちろん1人の選手だけではどうにもならないので、連携や修正が必要となります。
そこで解決する唯一の方法がコミュニケーションです。
新加入選手も多いですし、その選手も含めて質の高いコミュニケーションが取れるようになったことが、一緒に生活をしたキャンプの最大の収穫ではないかと思います。
苦しい時に立ち返る部分がチームのベースです。
そのベースづくりを含めて充実したキャンプを過ごせたことが伝わります。