エスパルスがホーム開幕戦でも勝利し、2連勝のスタートを切りました!
そして暫定ではあるものの順位表で1位となっています!!!
ただ試合内容はどうだったでしょうか?
立ち上がりから相手のプレスに押されて後ろから蹴ることしかできませんでした。
また、相手ボールの時はサイドに1枚浮く形でボールを持たれることとなり、プレスのスイッチを入れることができませんでした。
15分までしのげば相手のプレスも少しは緩くなるかと思い、まずはそこをしのぐことが最初のミッションとなる試合だったと思います。
ただその中でもブエノ選手がが前でターンをし剥がし、スルーパスからクロスからフリーでシュートを打つなど随所に攻撃で光るものを見せてくれました。
新潟に対して全くノープレッシャーというわけではありませんでした。
結果的には新潟ペースの時間を耐えて、試合の展開が大きく変わるプレーにつながることとなります。
前半26分を早い時間でしたが、相手選手の危険なプレーで一発退場となりました。
エスパルスのキープレイヤーである乾選手へのプレッシャーは強くいくように指示は出ていたのだと思います。
劣勢だったエスパルスが相手ゴール前に行ける時は、乾選手がボールをキープしてボランチのどちらかが前線まで上がれた時でした。
しかしあのプレーは無いですね。大けがにつながる可能性のあるプレーでした。
ただ、主審から見えていなかったようでカードが出ない雰囲気でした、
そこでVARがしっかりと進言をしてくれて、カードを出してくれたのは良かったですね。
結果的にはこの時点で試合の趨勢は決まっていたといっても良いでしょう。
ただエスパルスには課題が残ったといってよいでしょう。
相手の前線が1枚となったことで、後ろや中盤でフリーでボールを持てるはずですが、上手く動かせませんでした。
むしろ1人少ない新潟が変わらず押し込む展開となりました。
40分に山原選手がアクシデントで外に出ている間に取られたCKは完全に入れられたと思いました。
高木選手がシュートブロックではじいて失点を防いだシーンです。
スコアレスでハーフタイムを迎えると、相手に戦術の練り直しの時間を与えることになります。
何とか前半のうちに得点を獲りたかった中で、セットプレーから先制点が生まれました!
今シーズンのセットプレーは練りに練っている感じを受けます。
高木選手がピンポイントで合わせたシュートはGKに阻まれたものの、カピシャーバ選手が強烈なシュートをゴールに叩き込みました。
このシーンだけでなく前半の高木選手は素晴らしかったですね。
ハイボールは競り勝ちますし、ボールを持った展開ではサイドの位置だけでなく、ボランチの位置で組み立てに参加したり、前線まで飛び出してダブルタッチで相手をかわそうとするプレーまで見せていました。
右サイドバックを初めてプレーする選手とは思えないほどの適応力です。
後半に入り守備の立ち位置やトランジションでフィットをしていなかった中原選手を交代させました。
ここで抜擢をした松崎選手が、後にスーパーミドルを決めて試合を決める展開を導きました。
後半立ち上がりにこの試合初めて高い位置でのプレスをかけることができました。
1人の選手に4人で囲むまで追い込むシーンを立ち上がりに見せられたのは大きかったですね。
新潟のボールを離すタイミングを少し早くさせることにつなげるプレーでした。
相手は1人少ないので失点を重ねるのを避けるべく、かなり後ろに重心がかかってきました。
CBやボランチが数メートルフリーでボールを運べるようになり、かなり押し込む展開となりました。
そして交代で入った松崎選手が、もう1つ高い位置で持ち上がりミドルを決めました!
シュートは素晴らしかったのは言うまでもありませんが、エスパルスの攻撃で相手を押し込んだ結果生まれたスペースだと思います。
もっともっと有効活用できると思いましたが、得点が生まれたことは大きかったですね。
この得点からエスパルスは試合のクローズに向けることができるようになります。
連戦を考慮してか、早め早めの交代をして時計を進めていきます。
展開的にもタンキ選手、アフメドフ選手の2TOPを試すこともできました。
昨日の試合では効果的だったとは言えませんが、このタイミングで試せたのは良かったと思います。
秋葉監督のコメントからは不満ばかりが出てきました。
特に前節に引き続き攻撃にまだまだ課題を感じているようです。
2連勝をして、首位に立ったとしても満足をしていない姿勢には好感を持てます。
次節は優勝候補の広島との対戦です。
ここで結果が出れば更なる自信を持つことができるでしょう。
ビッグサプライズを起こしてほしいですね!