【まあJ レビュー広島戦】優勝候補チーム相手に互角の戦い、明らかな成長を見せたあのプレー

レビュー

 

優勝候補の広島との対戦は1-1のドローで終えました。

 

スタートから3バックは今シーズン初で、相手に合わせたシステムを選択しました。

立ち上がりから連戦の相手に対して、インテンシティで上回っていきなりチャンスを作れたので、入りとしては非常に良かったですね。

相手もCBで持つので高い位置からのプレスもできていたのでスタートは手ごたえを感じられました。

 

そして攻撃でも5分の山原選手の左からのクロスに対して、3人がエリアに入れてたように、かなり前掛かりでプレーをできていた印象です。

 

そして先制点はエスパルスに生まれました。

ゴール自体はオウンゴールでしたが見事というほどの分厚い攻撃を見せてくれました。

相手のクリアを何度も拾って、何重にも重なった分厚い攻撃で押し込みました。

耐えきれずに失点をしたという感じだったのではないでしょうか?

すばらしいシーンだと思います。

 

このゴールで心配になったのは受けに回るのではないかという点でした。

しかし15分に宇野選手がファールを取られたシーンですが、相手の中盤の選手に対して後ろからアプローチをしたものです。

つまり得点後もボランチが積極的にゴール前まで顔を出していたために生まれたプレーだったということです。

その後も宇野選手は相手のポケットを取るプレーもあり、かなり前向きなプレーをしていて、チーム全体のベクトルが前向きであることを示してくれました。

 

20分過ぎに相手が初めてゆっくりとしたビルドアップのシーンを作られました。

ここでもしっかりとブロックを作って、蹴らせるプレーまで追い込んでいました。

広島の得意の5トップシステムを発動させず、タテパスもしっかりとつぶしていて、すばらしい守備を見せていた前半だったと思いました。

 

後半、広島は塩谷選手を投入してきました。

サイドに中野選手が入るのが少し嫌な感じもしましたが、後半立ち上がりもしっかりと守備をして相手に蹴らせることしかしていませんでした。

後半立ち上がりは宇野選手ではなく、ブエノ選手が積極的に前に出ていっていました。

高い位置でキープや効果的なパスを期待していたと思われ、追加点を狙いに行く姿勢がともいえたのかもしれません。

 

49分のシーンは超決定機になりそうでしたが、パスミスが出てしまい非常にもったいなかったですね。

こういったところで決め切れないことを秋葉監督も課題としてあげていました。

 

60分あたりまではエスパルスの構成でした。

広島のサイドのトランジションが遅かったですし、ブエノ選手のドリブルに誰も飛び出せていけませんでした。

ただここまでの時間で決め切れなかったことで、試合の主導権は広島に移ります。

 

エスパルスの選手の脚が止まってきたのか、セカンドボールの反応で上回られることで主導権を渡したカタチです。

そして耐え切れずに失点を喫しました。

シュートのレベルが非常に高く、J1上位チームの実力というのをはっきりと見せつけられました。

 

エスパルスも交代をして、システムも変えて試合の流れを取り戻そうとしましたが、終始広島ペースで試合が進みました。

(試合後に秋葉監督がシステムを変えていないといっていましたが、高木選手と山原選手のポジションが変わっていたので煙に巻いたのでしょうか)

 

ただ1つ言えることは降格した年であれば、昨日の試合の展開では逆転負けを喫していたでしょう。

エリアの中にタテパスを刺されても最後のところでDFが寄せていましたし、危ないシーンまでは作らせていませんでした。

エスパルスの成長と捉えても良いのではないでしょうか

3連勝とはいきませんでしたが優勝候補の広島相手に互角以上の戦いができてきたと思います。

まだ3試合なので順位云々には触れる意味はありませんが、中盤戦のあたりでシーズン目標を上方修正できるようになっていると良いですね。

そんな期待をさせてくれたドローゲームでした。

 

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