【まあJ レビューG大阪戦】今シーズン初黒星は手も足も出ない完敗、最大の要因と立て直しの可能性

レビュー

 

エスパルスはアウェーでG大阪と対戦しましたが完敗でした。

シーズン前に想像をしていた昇格組とJ1チームとの対戦の内容と結果をまざまざと見せつけられた試合でしたね。

 

エスパルスは相手に合わせ4バックを選択し、嶋本選手をスタメンに抜擢しました。

ただ立ち上がりから嶋本選手は競り負け続け、トラップも大きく、パスも遅く試合に入ることができませんでした。

 

そして乾選手も徹底的に狙われボールを持てばロストの状態が続き、ボランチ、DFがトランジションに追われ一方的な展開でした。

DFとボランチは良いプレーをしていいたといってよいでしょう。

決定機にも身体を張り、戻って体を当てるなど奮闘をしていました。

 

そんな展開の中、山原選手が後ろからタックルを受け負傷交代となりました。

これでさらにサイドを使えなくなり、さらに劣勢となりました。

 

そして最も気になったのは18分のシーンです。

ボランチ2枚が拡げられ、DFラインが少し下がったところに、簡単に中央にくさびのパスが入りました。

このシーンを見て失点は時間の問題と感じました。

その直後には裏に走られるなど、エスパルスの陣地を良いように使われました。

 

そして35分に耐え切れずに右サイドから崩され失点を喫しました。

山原選手が後退したこと、狙い続けボールを失い続けた乾選手が戻らなかったことが重なり、エルA内でループシュートを打たれ失点をしました。

この時の状況だと立て続けに失点をする感じもありましたが、何とか前半をしのいで終えることができました。

 

後半に小塚選手を投入しましたが、全く効果がありませんでした。

プレースピードがかなり遅く、2列目だと厳しいですね。

 

ただこの試合初めて乾選手がターンを決めて、前向きにプレーをする機会が作れました。

両ボランチもゴール前まで上がり、お互いのパス交換でシュートを打つシーンも作るなど、少しだけ攻撃の兆しも見え始めていました。

 

ただ51分にはグラウンダーのアーリークロスが中央でフリーの選手に渡すなど、守備のバランスを崩して前に行っていたことは明らかでした。

そして相手のくさびのパスに守備のアプローチが行けなくなりました。

 

こうなるとエスパルスも徐々に重心が後ろになります。

ブロックの外でしかボールを回せなくなり、ただただ時間が過ぎていきました。

相手が無人のゴールへのシュートを外すなどのミスで失点をしなかったという時間です。

 

サイドで押し込める選手がいないので、相手の守備としては非常に楽だったでしょう。

結局最後もバックパスを強いられ試合終了となりました。

 

手も足も出ない形で今シーズン初黒星を喫しました。

2列目が全く機能しなかったため、前と後ろがが分断をしていました。

特にサイドの攻撃には手詰まり感しかなかったですね。

 

ブエノ選手と宇野選手が奮闘をしていたため、大崩れは無かったですが大敗を喫していてもおかしくない内容でしたね。

次節ホームに戻っての試合でどれだけ立て直してこられるでしょうか。

 

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