エスパルスは今日アウェーで横浜FMと対戦します。
8連戦の7戦目でアウェーでの試合なので一番きつい状態かもしれません。
相手の横浜FMは前評判とはかけ離れ、勝ち点8で18位に低迷をしています。
とは言えエスパルスとは勝ち点差はわずか4です。
相手からしてみれば昇格組との対戦ですし、今季2勝目となる勝ち点3を取っておきたい試合でしょう。
横浜FMの低迷の最大の理由はシュートに至らないという点にあります。
シュート数はリーグ19位で1試合平均9本です。
もちろん得点数も増えておらず、得点数はリーグ16位で1試合平均1得点以下です。
エースのアンデルソンロペスのゴール期待値は高いのですが、今シーズンは決め切れていない模様です。
ただ、ボール保持率は2位でパス数も3位です。
ボールは常に持ち続けているのですが、スイッチを入れられていないので、この結果となります。
横浜FMの直近の試合だと、前半は自陣でボールを回す時間が多い傾向にあります。
ハーフウェーラインをなかなか超えないカタチです。
そして後半になり前に起点を作るようになるというデータが出ています。
しかしつないでいても、結局エリアに入るのは真っすぐな縦パスによるもののみなので、相手DFの対応は容易な状況のようです。
サイドで深い位置を取ってクロスというのはなさそうです。
エスパルスの守備としては2つの選択があります。
1つは相手陣地でボールを回しているところを狙いに行く守備です。
ただこの戦術は北川選手と乾選手が揃っていないと厳しいですね。
この2人がプレスの強度を担保しているので、連戦でいないとなるとプレスはかけられなくなります。
そうするともう1つはブロックを敷いた守備です。
ここで気になるのはボランチの陣容です。
宇野選手、ブエノ選手がいれば攻守ともに強度がありますが、抜けるとなると潰しに行けないですし、攻撃への切り替えもままなりません。
また守備の点でCBの守備は大丈夫だと思いますが、ハイボールへのGKの対応は少し心配です。
あとは4バックシステムの選択がこの試合では難しそうです。
サイドバックをできるのが吉田選手だけになりそうなので、3バックとなるでしょう。
ミスマッチが生まれたとき、やはり活きるのは個の力量です。
ここだけ見れば相手のほうが上回るでしょう。
エスパルスとして嫌なのは強引に攻められることです。
例えば外国籍選手の個のチカラに屈してしまう試合はJ2の時からもみられますし、伝統的に弱いイメージがあります。
今シーズンのこれまでのデータから見れば、エスパルスの勝機は十分にあります。
ただ、こういう試合で落とした記憶は強く残っています。
下位チームとのアウェーゲーム
首位チームとのホームゲーム
残りの2戦に対してターンオーバーを含め秋葉監督はどういう選択をするのでしょうか?
そしてそこで選ばれた選手たちはどんなパフォーマンスを見せるのか?
中途半端に選択して勝ち点ゼロは避けなければなりません。
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