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【まあJレビュー名古屋戦】19位の名古屋相手に何もできずに3失点で完敗、連勝と国立開催で意識がマイナスに変化してしまった

 

3連勝で迎えた国立での試合は19位の名古屋を相手に0-3の完敗に終わりました。

 

試合に入った時点でエスパルスはおかしかったですね。

連勝中であることと国立開催の雰囲気にのまれていたでしょうか?

 

連勝は勢いをもたらしますが、一方で無意識に守りに入れてしまう状況とも言えます。

勝ち続けることで負けたくないという意識が、プレーの選択を安全な方向に向けさせます。

さらにホームですが国立開催なので雰囲気も全く異なることが、立ち上がりからのプレーにつながったのではないかと推測をしています。

 

エスパルスは立ち上がりからセーフティなプレーの選択しかできませんでした。

ゴールキックはほとんどがロングボールでした。

キックの精度も良くなく跳ね返され、セカンドボールを拾われ、自陣まで押し込まれゴールキックというターンが続きました。

 

急造DFラインであることと、立ち上がりに一発でウラを取られたこともあり、重心が後ろにかかり前への守備は見られませんでした。

そうすると、前線から行くこともできなくなるので、エスパルスの強みでもある前からの効果的なプレスもかけられませんでした。

 

25分ごろ、高橋選手がラインをあげようとしていましたが、宇野選手がワンテンポ遅れていたのが気になりました。

1メートルくらいのギャップがあり、名古屋の2TOPであればその隙をついてこられるスキルを持った選手です。

そしてその直後、裏へのボールの処理が甘く抜け出されシュートを撃たれました。

 

エスパルスは35分に失点をします。

スローインの流れからフリーでクロスを入れられフリーで撃たれ失点です。

 

ここでは吉田選手の不在が響いたでしょうか。

立ち上がりから宇野選手、山原選手の守備の連係や距離、対人への対応が上手く行っていませんでした。

そして同サイドのカピシャーバ選手は前でロングボールをせられていたので、完全に大外があく形となりました。

ずるずるとエリア内に押し込まれ、大外レーンはがら空きでしたね。

この失点シーンだけでなく、この時間までも何度も自由に大外を使われていました。

 

失点後は目が覚めたようにロングボールに頼らず、つないでいきリスクを負いながら攻めるようになりました。

この対応では遅すぎですね。

前半の得点は奪えずハーフタイムを迎えました。

 

あまりにも消極的な前半だったので、後半は最初からギアを入れてくることは予測できました。

しかし立ち上がりも大外を使われ、中でのクロスへの対応をミスしてこぼれ球を押し込まれます。

そしてその直後にも守備へを出足が悪く、簡単にボールをつながれ立て続けに失点をしました。

 

完全にゲームプランが壊れ、ここで終戦です。

60分には試合を捨てたともいわれる交代をして、バラバラになったチームはリーグワースト失点の相手に得点を奪えず敗戦となりました。

 

ポジティブな点があるとすれば高木選手の復帰でしょうか?

試合を離れていたことを感じさせないプレーは見せてくれていました。

ただ、3点差なので相手も無理には来ていなかったので、プレッシャーを受けてのプレーではないので評価は早計かもしれませんが…

 

国立での勝ち点3を早々にあきらめ、次の試合に備えた采配ではありますが、勝ち筋を捨てたチームが上位相手に戦えるほど甘くはないでしょう。

 

連戦であることを逆にプラスにとらえて、切り替えて次の試合にぞ無しかないですね。

国立での試合は勝ち点が目的ではなく、興行であると割り切るしかないですね。

 


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