エスパルスは国立の完敗の後、中2日でアウェー柏戦に臨みます。
修正点はいくらでもあげられると思いますが、修正する時間は無く、コンディション調整しかできない日程です。
一方で柏は5/3の試合が無かったので、コンディションは万全で臨んできます。
柏はここまでわずか1敗しかしておらず、現在在8試合負けなしで順位は3位です。
特筆すべきは劣勢から得点を奪い、勝ち点1を取っている点です。
得点が入った試合の引き分けは5試合あり、そのうち4試合は追いついてのものです。
チームの勢いが落ちないのはこの結果から来ているものでしょう。
「必ず得点はとれる」という意識がチームに根付いているので、90分ぶれない戦いができています。
今シーズンの柏の特徴はポゼッション率の高さです。
ダントツのボール保持率を記録しており、パス数もリーグ1位です。
さらにボールを保持して、30メートルライン進入回数、エリア進入回数もともにリーグ1位です。
ボールを保持して失わずに攻撃を完結している点に強さが見られます。
得点数はリーグ平均程度ですが、ずっと攻められていた相手チームが耐え切れずに失点をするというパターンが多く見られます。
エスパルスが守備で重要なのはファーストディフェンスがはまるかどうかです。
柏のポゼッションは3バックが中心にボールを持ちます。
相手の3枚に対して2枚で行けば簡単にはがされてしまいます。
そして相手がウイングバックに出した時の、エスパルスの守備の立ち位置が重要です。
あとは相手ボランチに出たときの、エスパルスの中盤守備の距離感もポイントになるでしょう。
ここでの攻防で上回られたとき、エスパルスのけが人続出による整備されていない最終ラインでは決定機を与えてしまうかもしれません。
もしかしたら割り切って後ろにブロックを作り、カウンター狙いをするかもしれません。
ただ、名古屋戦の後の監督のコメントで「自分だけが消極的だった」としていたので、ガンガンアタックをさせるでしょうか…
また柏はエスパルスの左サイドを突いてくるでしょう。
ここ3試合のエリア進入はこちらのサイドからが多くなっています。
前節でも機能しなかったエスパルスの左サイドの守備はどうするでしょうか?
連戦でけが人が重なる最終ラインは、メンバーをそろえるだけで手いっぱいですからね…
エスパルスが勝機をつかむとすれば、カウンターでクロスから仕留めるカタチでしょうか?
相手陣地でボールを奪うことができればビッグチャンスを迎えられます。
前節、途中で下げた3人の選手に1回くらい相手陣地で奪うシーンを見せてもらいたいものです。
あとは前掛かりな相手の裏を取ることですね。
ただこの時も乾選手を経由できないと、なかなかチャンスにはならないでしょう。
イメージとしてはFC東京戦の2点目のシーンでしょうか。
相手のターンが続く中、我慢を続けてカウンターのチャンスで仕留められれば、勝機をうかがうことができるでしょうか。
日程的なものやメンバー的なものもそうですし、アウェーという点からも厳しい試合となりそうですが、前節のふがいなさから立ち直る試合を見せてほしいですね。
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