エスパルスは鹿島とのホームゲームで勝ち点1を取る結果となりました。
先制点を挙げただけに勝ち点3画素叱ったところですが、プレー精度からしても上位チームから勝ち点1を取れたことは良しとする試合でしょうか。
2人のCB不在で後ろをどうするかと思いましたが、住吉選手、蓮川選手、高木選手の3バックを選択しました。
吉田選手と宮本選手も久しぶりの先発となる布陣で臨みました。
また乾選手もスタメンに名を連ねました。
立ち上がり驚きのプレーを見せたのは相手GKの早川選手です。
クリアボールをしっかりとウラを抜けるフィードにして、一気にエスパルスをピンチに陥れました。
シュートセーブで勝ち点をもたらすことももさることながら、キックの判断や精度が素晴らしいですね。
エスパルスは髙橋選手がスタメンということもあり、前からプレスをかけるのですがまだ他の選手と合っていないですね。
走ってボールホルダーにアプローチに行くのですが、相手のプレッシャーとならず簡単にいなされていました。
走り過ぎたのか髙橋選手は早々にバテてしまっていました。
個人技を用いて何度か相手の裏を取ることができていましたが、攻撃に向けるパワーがなく中に誰もいないシーンが立ち上がりはありました。
ただ、相手は夏のアウェー3連戦ということもあり、後ろに戻るチカラが足りていないのも事実でした。
特に左サイドではベクトルが前に向きすぎな感は明らかでした。
ここを上回ることができれば、ピンポイントでチャンスが来るのではないかと感じはありましたね。
そして19分にそのシーンを迎えることができました。
山原選手が左サイドでボールを持った時に、中央にスペースが生まれました。
そのスペースに宮本選手が入り裏へのパスを供給します。
中央でプレーがかぶりそうになりましたが松崎選手が抜け出しクロスから髙橋選手のゴールが生まれました。
相手は中途半端な守備陣形でオフサイドも取れなかったですし、完全な守備陣のミスでした。
ここしかないというチャンスを決め切ったのは大きいですね。
クロスもバウンドがたまたま相手GKに合わなかっただけで、守備範囲へのクロスでした。
髙橋選手もこのゴールが無ければひどいプレーを続けていたので、プレー機会を失う可能性も感じていました。
移籍後初ゴールを決められてよかったですね。
ただ、その後の決定機をことごとく外しているのは、プレイヤーの質なのだと改めて思ったことです。
前半は意図したものなのか飲水タイムがありませんでした。
両チームの競技で決めるのですが、どちらかかいずれかが拒否したのでしょう。
エスパルスの選手も前半の終わりには足が止まっており、ブエノ選手がプレスバックで奪われカウンターの起点となったり、髙橋選手がギリギリ守備のポジションに戻れる状態でした。
この時間帯に仕留められていたら逆転負けの可能性が高まりましたが、良くしのいでくれましたね。
後半も立ち上がりにエスパルスのチャンスが訪れますが、宮本選手のプレー判断甘さで決定機にはできなかったですね。
久しぶりのスタメンということもあるのかもしれませんが、決定的な仕事というのはやはり厳しいでしょうか。
その後も決定機を迎えますが髙橋選手が外してしまいます。
なかなかJ1でポジションを取れないというのはこういったところでしょうね。。。
2点差にできていれば勝ち筋も見えてきましたが、この決定機を最後に相手ペースとなります。
相手はプレスの圧力を高めてきて、全く剥がせない状況に追い込まれます。
セカンド取られて感z戦に支配される状態となりました。
シュートが枠外で助かっていましたね。
その後も相手の決定機を梅田選手がビッグセーブで耐えていましたが、まだ時計は60分台でした。
終了間際に感じる圧力がありましたね。
この時間帯でセットプレーの時に2枚同時に交代したのは怖かったのですが、何とか凌ぎました。
プレーも切れましたし一息つけるかと思いましたが、交代選手の守備の判断が失点につながります。
72分にCKから失点を喫しましたが、その前のプレーがひどすぎました。
スタメン選手ならまだしも、交代したばかりの選手がブロックから飛び出さずに相手を自由にしてしまいました。
この選手はその後も守備が弱く、危うく逆転の起点となるところでしたね。
J1の上位チームと比較すると個人のプレーの質に差を感じずにはいられません。
決定機のシュートの質であったり、プレー判断であったりやはり差を感じます。
終了間際も相手にゴールに迫られますが、梅田選手を中心に良く止めて守り切りました。

下位チームの結果を受けて考えると、勝ち点1を良く取ったと評価すべき試合でしょうか
エスパルスも決定機がありながら決められなかったのと、相手の攻撃を防ぎ切ったことはイコールになりませんが、負けなかったことはポジティブにとらえるべきでしょうね。
コメント