Jリーグの現在の得点王は鹿島のレオセアラ選手です。
36試合で19ゴールをげており、平均で2試合に1点を取っている選手です。
優勝を目指すチームをけん引しているといってよいでしょう。
エスパルスは北川選手が10ゴールをあげ2桁得点数に乗せました。
やはり勝ちきるには得点が必要ですし、決め切るチカラが必要になります。
そこで今回はゴール期待値と実ゴール数の差分に着目しました。
チャンスを決め切るのも大事ですが、そこまでの決定機でなくても決めてしまう選手がいるチームは勝ち点を稼げますね。
ちなみに1位は得点ランキングもトップのレオセアラ選手です。
差分はプラス8.6です。
つまりゴール期待値よりも8点は多く得点をあげているということです。
やはり得点ランキング上位の選手が上位を占める結果となりました。
エスパルスの選手は全くランクに入ってきていません。
ここが大きな課題と言ってよいでしょう。
56位 小塚選手 1.2
75位 千葉選手 0.8
76位 郡司選手 0.8
85位 松崎選手 0.7
123位 高木選手 0.4
プラスの選手はこれだけです。異常値と言っても良いかもしれません。
降格が決まったチームでももう少し上位にランキングされています。
プラスをカウントした選手は得点数も少ないですし、出場時間も少ない選手がランクに入ってきているので、偶発的な得点ということになります。
来シーズン、ゴール期待値以上の得点を奪える選手の獲得が実現すれば、エスパルスの躍進は期待できそうです。
エスパルスはチャンスは作れていますが決められていないというのは、印象だけでなくデータでも証明されています。
とは言えエスパルスはファーストディフェンスのクオリティが求められます。
さらにそこからゴール期待値以上の得点を獲れる選手となると難しいですね。
もう少し守備のやり方を変えるなどして、アタッカーに攻撃のパワーを向けてもらう戦いが必要でしょう。
全員攻撃、全員守備は当たり前として、濃度を変えるのが戦術ですしチームカラーとなります。

