守備のピースが揃い始めた――パク・スンウク実戦復帰が示すエスパルスの次のフェーズ
清水エスパルスは開幕戦を無得点・勝ち点0で終え、続くホーム開幕戦では1得点・勝ち点1。
数字の上では前進を見せましたが、依然として未勝利、そしてクリーンシートも達成できていません。
次に求められるのは明確です。
複数得点、失点ゼロ、そして勝ち点3。
この“次の壁”を越えるうえで、重要な意味を持ちそうなのが、先日のトレーニングマッチで加入後初の対外試合出場を果たしたDF、パク・スンウクの存在です。
落ち着いた対人対応と的確なカバーリングで無失点勝利に貢献。
背番号14として、ようやくピッチ上でその輪郭を見せ始めました。
本人も、
ケガが完璧に癒えたので、治った状態でプレーできるのはとても嬉しい。思ったよりも状態は良く、もう少し長くプレーしたかった。あとはゲーム感覚を上げていきたい
とコメントしています。
「ゲーム感覚を上げたい」と語っている以上、次節いきなりのスタメンは現実的ではないかもしれません。
ただ、本職ではない選手がセンターバックを担っている現状を考えると、スンウクの復帰は単なる戦力増ではなく、エスパルスの守備構造を正常化する手でもあります。
本来の配置が可能になれば、前節のような個のミス起点の失点も、未然に防げていた可能性は十分あったはずです。
さらに印象的なのは、スンウクのこの言葉。
自分が周りの選手の特徴をもっと理解すれば、よりダイナミックな展開ができると思っています
これは単なるリップサービスではなく、
「守るだけのCB」ではなく、「流れを前進させるCB」になろうとする意思の表れでしょう。
縦パス、持ち出し、ラインコントロール。
エスパルスが今季目指すサッカーにおいて、まさにハマる要素を持った選手です。
そして彼は、韓国代表としてFIFAワールドカップを目指す立場でもあります。
選考まで残された時間は約3か月。
となれば、やるべきことはシンプルです。
Jリーグで結果を出すしかない。
一日でも早いデビュー。そしてピッチ上での誰もが納得するパフォーマンス。
それが実現すれば、エスパルスの成績も、自然と上向いてくるはずです。


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