「惜しい…」が続く開幕3試合、データが明確に示していたエスパルスのもどかしい現在地

分析

 

開幕から3試合が終わり、清水エスパルスの得点はわずか2。

しかもその内訳を見ると、事態の深刻さが浮かび上がってきます。

得点内容
1節0無得点
2節1オウンゴール
3節1PK

流れの中から生まれた得点は、実に270分でゼロ。

自分たちの力でネットを揺らせていないという現実は、正直に受け止めなければなりません。


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シュート数は「悪くない」、では何が足りないのか

シュート数だけを見れば、そこまで悲観的な数字ではありません。

  • 1節:6本
  • 2節:12本
  • 3節:11本

開幕節の6本は論外ですが、2節以降は2桁を安定して記録しており、攻撃の形自体は作れています。ではなぜ点が入らないのか――そこを解き明かすのが、以下のデータです。


「期待値5位」なのに「差分は最下位」という残酷な現実

注目していただきたい数値があります。

指標数値順位
ゴール期待値(xG)1.4475位
実際のゴール数0.33
差分(xG-実得点)−1.11720位(最下位)

ゴール期待値とは、シュートの質・コース・距離などを総合して「このシュートは統計的に何割入るか」を数値化したものです。

エスパルスはリーグ5位、つまり決定機の質と数は上位クラスにあります。

にもかかわらず、実際に入った得点との差分は東西合わせて20チーム中ワースト

これが意味するのは一つ。「チャンスは作れている、でも決められていない」――それが今のエスパルスの現在地です。

実際、各試合で相手GKのビッグセーブに阻まれる場面は印象に残っているのではないでしょうか。

データを見る前から「惜しい場面が多い」と感じていたサポーターの感覚は、数字によってさらに裏付けられた形になっています。


それでも、データは「希望」を示している

サッカーにおいて最後に決め切る力が勝負の本質であることは言うまでもありません。

得点できなければ勝ち点は積み上がらず、いくら内容が良くても結果がすべての世界です。

ただ、このデータが示すもう一つの側面も見逃せません。

決定機は、ちゃんと作れています。

シュートの質が低い、そもそも形が作れていないチームとは、問題の性質がまったく異なります。

フィニッシュの精度や確率的なばらつきが改善されれば、数字はいつ一気に動いてもおかしくない状況にあります。

次節こそ90分で勝ち切り、連勝という結果でチームに自信を取り戻してほしいですね。

そのきっかけを引き寄せるだけの土台は、すでにピッチの上にしっかりと積み上げられています。

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