アウェー3連戦の締めくくり、今節はサンフレッチェ広島との一戦です。
エスパルスの直近5試合
直近5試合でエスパルスは2勝2分1敗の成績を残しています。
2試合の引き分けはいずれもPK戦に突入し、エスパルスが制しています。
百年構想リーグのルールのもと、5試合での勝利数は実質4と、安定した戦いぶりを見せてきました。
前節の長崎戦では立ち上がりの得点で主導権を握り、3-0と快勝しています。
試合の入り方が結果に直結した形であり、この傾向は今節にも大きく影響してくるでしょう。
対戦相手のサンフレッチェ広島のデータ
広島は直近4戦連続で90分負けと、かなり調子を落としています。前節ではWEST最下位の福岡にも敗れており、苦境が続いています。
1つ注目したいデータがあります。広島のこの4連敗はすべて、相手より走行距離が少ない試合となっています。さらに振り返ると、広島は相手より1km以上走行距離が短い試合では1勝1分5敗という成績です。
監督交代によってチーム戦術がまだ整理しきれていない可能性があり、結果も出ない状況が続けば、チームとしての推進力がさらに低下していくことは自然な流れです。
得点と失点にも不安定さが表れています。得点はWEST4位タイの12得点とそれほど少なくはありませんが、失点はWEST8位の13。
得点・失点のいずれもパターン化されていないことから、偶発的な得点や、ずるずると失点を重ねる場面が目立つ状況です。
上位常連の広島のイメージとは、現時点では少し異なる状況にあると言えるでしょう。
立ち上がりの主導権争いが最大のポイント
ホームでの対戦ではエスパルスが快勝しています。ただし広島としては、自分たちのホームで同じ展開を許すわけにはいきません。モチベーションの高さは当然想定されます。
前節の長崎戦でも示されたように、試合の入り方が勝敗を大きく左右するのは間違いありません。広島が高いテンションで序盤から圧力をかけてくることを前提に、エスパルスとして先手を取れるかどうか。立ち上がりの主導権争いが、この試合最大のポイントとなりそうです。
また走行距離のデータを踏まえると、エスパルスが相手に走り負けないことも、この試合の重要なバロメーターになるでしょう。
住吉選手不在と怪我人の影響
前節は3バックをスタートから採用し、相手が「4バックか3バックか」を読みにくい状況をつくりながら3-0の快勝を収めました。
ただし今節は、開幕からDFラインを支えてきた住吉選手が出場停止となります。住吉選手の不在はシステムの選択や試合内容に影響を与えることは確かです。
それに加え、カピシャーバ選手、北爪選手、井上選手が直近の試合で怪我による交代を余儀なくされています。この中断期間中にメンバーが戻ってくるのか、あるいはさらなる離脱が出るのかは現時点では不透明です。
一方でセフン選手、ブエノ選手、梅田選手といったセンターラインが安定していれば、大きく崩れる場面は少ないでしょう。
住吉選手の不在についても、スンウク選手、ブルネッティ選手、そして復帰した蓮川選手とカバーできる駒は揃っており、システムでのカバーは十分に可能な状況です。
新たなヒーローの登場に期待
前節では嶋本選手がプロ入り初ゴールを決め、チームに勢いをもたらしました。アウェーでの難しい試合だからこそ、こうした新たなヒーローの活躍がチームを後押しすることがあります。
立ち上がりの主導権、走り負けないこと、そして予想外の活躍を見せる選手の登場。この3つの要素が揃ったとき、広島のホームでも勝利をつかみ取ることができるはずです。

