エスパルスの直近5試合で露わになった勝ち点の重み
エスパルスにとって、厳しい5試合が続いています。
直近5試合で記録した90分負けは3試合。勝ち点はわずか4しか積み上げられていません。
この数字は、同期間における最下位チームの勝ち点と同水準です。百年構想リーグでは90分負けに勝ち点が与えられない以上、勝てない試合が続くほどダメージは深刻になります。
その結果、順位を落とし、最下位との勝ち点差は現在わずか1となっています。次節に90分での敗戦を喫すれば、最下位に転落する可能性も十分にある状況です。4位との差は勝ち点3と1試合で追いつける距離にあるとはいえ、現在の流れのなかで90分での勝利を期待するのは、容易ではないかもしれません。
シュート数に現れた「内容の乏しさ」
順位や勝ち点だけでなく、試合内容にも目を向ける必要があります。
直近5試合でシュート数が2桁に達したのは、唯一勝利を収めた長崎戦のみ。残る4試合ではシュート6本が3試合、5本が1試合という数字に終わっています。
これは得点機会の少なさを端的に示しており、スタンドで観戦しているサポーターが退屈に感じてしまっても仕方のない内容と言わざるを得ません。
ゴールデン・ウィークというホームゲームにとって好条件の時期にもかかわらず、アイスタでの観客動員に鈍さが見られるのも、こうした内容と無縁ではないでしょう。結果と内容が伴わなければ、スタジアムへ足を運ぶ動機は自然と薄れていきます。
エスパルスの正念場か――「5試合」という事実が示すもの
「けが人がいるから」という説明も、ある時期までは理解を得やすいものです。
しかし、5試合という数字は百年構想リーグ全体の4分の1に相当します。シーズンの4分の1を戦いながら、修正や対策が浸透していないとすれば、それは単なる戦力不足では片付けられない問題ではないでしょうか。
ウエスト全体を見渡しても、現在90分での3連敗を喫しているのは下位3チームに限られています。次節エスパルスが再び90分での敗戦となれば、そのグループに完全に加わることを意味します。
まだ上を向ける位置にいることは事実です。ただ、そう言い続けられる時間は着実に減っています。次節は、今シーズンを語るうえで外せない一つの正念場となるはずです。

