2026年W杯に臨む日本代表メンバーが発表されました。
三苫選手が直前の怪我により選考外となったことは、多くのサッカーファンにとって大きな衝撃だったはずです。また、チームの中心を担ってきた南野選手は怪我・守田選手も選外となりました。
一方で、キャプテン・遠藤選手は怪我からの復帰を見込まれての選出。そして、今年で40歳を迎える長友選手が5大会連続出場という偉業を達成しました。年齢と経験値が生み出す存在感の大きさを、改めて感じさせられます。
エスパルス出身・鈴木唯人選手の選出
エスパルスからの選出こそありませんでしたが、清水エスパルスで育った鈴木唯人選手のW杯行きは、サポーターとして素直に喜ばしいニュースです。
唯人選手がエスパルスに入団した年は、降格のないシーズンでした。この「運」は、彼のキャリアに確実にプラスに働いたと言えます。チームとしては成績が振るわず、最終的には監督交代を経験するシーズンではありましたが、降格がないために大きな補強が行われることもなく、唯人選手はその1年目から30試合の出場機会を積み重ねていきました。
その1年目からドリブルに非凡なものを見せてくれていたことは、当時から多くのファンの目に留まっていたはずです。「決定力がつけば海外移籍も代表も夢ではない」——そんな期待は、すでにあの頃から抱いていました。
乾選手・権田選手との日々が開花を後押し
唯人選手の成長において忘れてはならないのが、代表経験を持つ乾選手や権田選手との日々です。彼は貪欲にベテランたちとコミュニケーションをとり、自らの能力を開花させていきました。
ただただ出場経験を積むのではなく、吸収しながら成長していく姿勢が、今の唯人選手を形作っていると思います。
直前の鎖骨骨折を乗り越えての選出
そして今回、直前の鎖骨骨折という大きなアクシデントを抱えながらも、W杯の舞台への切符を手にしました。
入団時の「降格なしシーズン」での出場機会、そして今回のギリギリでの選出——運を引き寄せる選手というのは確かに存在するものです。唯人選手は間違いなくその一人です。
しかし、それは単なる幸運ではないとも感じています。まだまだプレーに底を見せていない選手ですし、W杯という大舞台で大きな仕事を成し遂げてくれる予感があります。
エスパルスで育ち、世界へ羽ばたいた選手の活躍を、清水のサポーターとして楽しみに見届けましょう。

