0-2。
結果も内容も、今シーズンワーストと言わざるを得ない完敗でした。
前半:立ち上がりから完全に岡山のターン
試合開始直後から、エスパルスはセカンドボールをまったく拾えない展開が続きました。
ファジアーノ岡山は徹底的にロングボールを供給し、前線でボールを当ててからの回収までをチームとして高い精度で実行してきました。ロングボールでエスパルスのDFラインを押し込むという狙い通りの展開を、徹底的に選択をしてきました。
エスパルスはボールを持ってもセフン選手に当てることすらままならず、裏抜けを狙う余地もほとんど生まれませんでした。文字通り、手も足も出ない展開です。
そのような状況の中、松崎選手がボールを引き出そうとする姿勢は見せていましたが、完全に狙われており、狭いエリアでのプレーに限定され続け、ロストを繰り返す結果となりました。
対戦相手のファジアーノ岡山の戦術

岡山の戦い方は非常に明確でした。
ロングボールを繰り返し供給し、前線での競り合いから回収へとつなげる流れがチームとして完全に構造化されていました。エスパルスを自陣深くに押し込み続けることに成功しました。
エスパルス失点シーン:集中力の欠落と対応の拙さ
押し込まれ続けた流れの中、一発の競り合いから裏を抜かれての失点を喫します。
このシーンでのブルネッティ選手の集中力の低さは大きな問題でした。中盤と最終ラインの守備がまったく機能していない状態での失点であり、チーム全体の守備組織が崩れていたことを示す場面でもありました。
エスパルスの後半は「つなぐ意識」は見えたものの
後半に入ると、蹴らずにつないでいく意識がチームに生まれていることは確認できました。
後半10分、この試合で初めて相手陣地でボールを回せる場面が生まれます。セフン選手に当てたセカンドボールを回収できると、やはりエスパルスは相手を押し込むことができる——そのことは後半の一時的な改善が示していました。
しかしセフン選手自身も厳しいチェックにさらされ続け、プレーの精度を欠き、プレー選択もままならない状況が続きました。
そしてこの試合、最も気になったのはブエノ選手のパフォーマンスです。チームの要である選手がまったく動けておらず、2失点目もブエノ選手の軽いプレーから生まれたものでした。
疲労の蓄積による精彩のなさであれば理解できます。しかし、もしそれがモチベーションの低下を示すものであるならば、オフシーズンの動向が非常に気になるところです。
ただ失点シーンに関して言えば、他の選手もジョギングをしていたのは疲労なのか集中なのか…途中出場の選手も走っていなかったですからね。
2つの失点シーンに見られるGK個人戦術の違い
2つの失点シーンはいずれも、GKの前で横パスを出されてからの失点でした。
これはGKの個人戦術の構造に関わる問題として別途掘り下げてみたいと考えています。改めて記事にする予定です。
エスパルスは最終節へ:国立での巻き返しはあるか
残念ですが、ここまでの内容で負けると、敗戦の悔しさすら湧いてこないほどの完敗でした。
最終節は国立での開催。果たして、巻き返しの姿を見せてくれるでしょうか。