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【まあJレビュー横浜FM戦】この試合も繰り返した蹴り合い、そして消えた熱量――0-3完敗でシーズン終幕が示したもの

 

シーズン最終戦を、0-3という完敗で終えました。

スコア以上に内容は厳しいもので、チームの現状を改めて突きつけられた90分間でした。


エスパルス試合の入り――繰り返された蹴り合い

第1戦と同様、立ち上がりから蹴り合いの展開となりました。

エスパルスはパスを2本続けて通せないほどの出来で、セフン選手めがけてロングボールを蹴り込むことをただ繰り返す時間帯が続きました。前から後ろまでつながっている感覚は皆無で、選手間の距離感が中途半端なまま整理されることなく時計が進んでいきました。

11分、カピシャーバ選手のクロスに逆サイドの吉田選手が追いついてチャンスに近い形を作れましたが、こうした場面は例外中の例外。セフン選手がこぼれ球を拾った時と、カピシャーバ選手がボールを持った時ぐらいしか、前向きなプレーが顔を出しませんでした。

26分、裏を取られた大ピンチはクロスバーに救われましたが、直後のフリーキックで失点を許しました。

このシーンで象徴的だったのが、横浜FMがボールを持った際にダブルボランチが完全に最終ラインに吸収されていたことです。これでは相手はボールを回し放題ですし、仮に奪えても前に出られない。失点はあっさりと、あまりにも自然な流れで生まれました。

エスパルスの後半――北川選手だけが輝いた時間

後半の立ち上がりも、左サイドを簡単に抜かれてフリーシュートを許す場面があり、本多選手のCB起用ではスピード面に問題が生じるという課題が改めて露呈しました。来シーズンも同じ顔ぶれのままでは厳しい、と感じさせるシーンでした。

ただ、北川選手が入ってからは状況がすこし変わりました。ボールが集まり、そこで入れ替わったり、つないだりしてチャンスを作れるようになりました。

正直なところ、この試合で良いプレーを見せられていたのは北川選手だけと言っても過言ではなかったでしょう。

2失点目――集中度の差が出たこぼれ球処理

エスパルスが前から圧力をかけ、シーズン当初から狙ってきた「相手に蹴らせて回収する」シーンをこの試合で初めて作れたタイミングがありました。ところがその形が最終戦でわずか1回しか出せていないという現実は、重く受け止めなければなりません。

同点を目指す流れの中でこぼれ球の処理が甘くなり、裏に抜けられて追加失点。

試合の集中度の差が如実に表れた場面でした。外から見ていてもわかるほど、ピッチに熱量がありませんでした。

試合後の監督選手のコメントが示すもの

試合後、「モチベーションが低い」「根本的なところで足りていない」「練習からぬるかった」といった言葉が選手・スタッフのコメントから出てきました。

これらの言葉がコメントとして出てくる時点で、プロフェッショナルとしての基準を満たせていないと言わざるを得ません。

主力選手が移籍することでチームの熱量が下がってしまうのは、チーム作りそのものが機能していなかった証拠です。

このシーズンの終わりに

日産スタジアムで見せられたふがいなき90分を受けて、責任ある立場の人間が大きな危機感を持てるかどうか。そこにこそ、この試合の意味があります。

逆に言えば、このタイミングでシーズンが終わったこと自体は、チームにとって一つの救いだったかもしれません。もし残り半分があったとすれば、再び監督解任という流れになっていた可能性が十分にありました。

来シーズンに向けて、フロントと現場が本当の意味での立て直しに着手できるか。その一点です。


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