オーストリアキャンプ2日目の映像・テキストが配信され、まず印象的だったのは選手たちから明るい雰囲気の声が聞かれたことです。14時間のフライトと2時間のバス移動という長距離移動があり、疲労が相当残っていることが予想されましたが、選手たちはある程度元気な様子でトレーニングに臨んでいました。
しっかりと2部練習を行えたようで、まずは予定通りに練習を実施できたことは良かったと思います。監督・選手たちのコメントからは環境が非常に良いという言葉が聞かれており、キャンプ地の選定としては間違いではなかったようです。
エスパルスの戦術的な狙いも:遠くのスペースを見る意識
2日目のトレーニングの意図について、吉田監督は次のように語っていました。ハーフコートの大きさで実施した9対9のポゼッションゲームは、選手たちに遠くのスペースを見る意識を植え付ける目的があったとのことです。
「選択肢として、遠いところが空いているなら、そこを通した方が早く崩せる。その上で、近くを使うからより効果的になる。そうした部分が狙いでした」とコメントしています。
エスパルスの課題だったパスレンジの短さは解決できるか
エスパルスの成績がなかなか上がらない、あるいは試合をうまく運べない時は、パスレンジが非常に短くなることが多かったように思います。近くにいる選手の足元へつなぎ、ボールを持たされている時間が増えてしまうシーンが目立っていました。
成績の良いチームでは、一つ飛ばしたパスや、さらにその奥の選手へ届ける効果的なパスが随所に見られるものです。パスレンジを長くするには強く蹴る技術が必要になりますし、そこで受けるためのフリーランニングも欠かせません。
今回のトレーニングは、こうした課題に向き合う狙いがあったと見て良さそうです。
キャンプでは予定位通り戦術トレーニングが中心
三保で行ったオフトレーニングの第1クールではコンディションを上げることを目的としていましたが、今回のオーストリアキャンプでは戦術的な要素を段階的に取り入れていく方針だと吉田監督は話していました。
2試合予定されている練習試合の中でさまざまなチャレンジを行い、そこで浮かび上がるエラーを明らかにしながら、開幕への準備を進めていく時期になりそうです。
全員が怪我なく、質の高いトレーニングを積み重ねてくれることを期待したいですね。

