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開幕直前のエスパルス現在位置を示す「明らかな守備の2つの改善ポイント」

 

いよいよ今週、Jリーグが開幕を迎えます。

エスパルスは今シーズン、大量補強を敢行し、欧州キャンプも実施したことで期待値が大きく高まっています。その証拠に、ホーム開幕戦のチケットは後援会会員先行販売でほぼ完売という結果になりました。

一方で、シーズン前の現在地を冷静に見つめると、最後に公開された磐田とのトレーニングマッチでは結果・内容ともに良くなく、多くの課題が噴出しました。ここからどこまで修正できたかが、開幕戦のポイントになるでしょう。

今回は、目に見える形で浮かび上がった守備面の2つの不安点について整理していきたいと思います。

エスパルスの守備の課題①バイタルエリアでのプレッシャー不足

欧州キャンプの2試合、そして磐田とのトレーニングマッチ、失点シーンに共通していたのが自陣バイタルエリアでの相手選手へのプレッシャーの弱さです。

ここには構造的な問題も抱えています。基本のアンカーシステムを採用した場合、最終ラインの前のエリアはアンカーが管理することになりますが、中盤の選手が落ちてくるのが間に合わない場面では、アンカー1人でそのエリアをカバーする必要が出てきます。

トレーニングマッチで見られたのは、動かずスペースを埋めるという選択でした。しかしこれではボールホルダーにプレッシャーがかからず、良い体勢でミドルシュートを許し、そのまま失点するシーンが目立ちました。

対策としては、

といった選択が考えられますが、いずれにせよ現状のままでは同じ形で失点を重ねるリスクが高いと言わざるを得ません。

エスパルスの守備の課題②押し込んだ際の背後のスペース管理

エスパルスは基本的に相手陣地にボールを押し込むスタイルを志向しています。当然、それに伴ってチーム全体が前掛かりになる時間が長くなります。

その分、相手にロングボールでスペースを突かれ、一気に形勢が不利になるシーンも何度か見られました。

理想を言えば、広範囲をカバーできるCBがいることが一番の解決策ですが、現状のエスパルスにはそのタイプの選手がいません。そうなると、

をチームとして工夫する必要があります。さらに言えば、こぼれ球やスペースへのケアという意味では、GKの守備範囲や飛び出しの判断についても言及せざるを得ないでしょう。

開幕までにどこまで積み上げられるか

ここまで2つの守備の不安点を挙げましたが、いずれも外部から見ていてもわかるレベルの課題であり、しっかりとした対策を講じなければ、開幕戦から簡単に失点を許してしまう可能性があります。

百年構想リーグでは攻撃の手数が限られていたことから、今シーズンはアタッカー陣の補強に力が入れられました。ただ、それを支える守備はそれ以上に重要であり、ある程度は戦術面でカバーできる部分でもあります。開幕までの残り時間で、できる限りの準備を整えて臨んでほしいところです。


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